結納目録の書き方について

pixta_tegami_01

 

  1. 1.結納目録とは何でしょう?
  2. 2.結納目録の書き方とは?
  3. 3.結納品の関東と関西での違い
  4. 4.目録だけでなく「受書」が必要な地域も

 


結納目録とは何でしょう?

pixta_tegami_02

結婚式を挙げる前に、結婚する男女の両家の間では結納品を交わします。この時にお渡しする結納品には、「結納目録」というものがついています。結納目録とは、「結納品としてお贈りするものの中には、これとこれが入っていますので、どうぞ受け取ってください。」

 

などと、お渡しする結納品の内容を箇条書きにしたもののことを言います。簡単に言うと、「納品書」の役割を果たしています。しかし、かといって、納品書のように、お渡しする品目が書かれた紙を、そのままお渡しすればよいというものではありません。

 

お渡しする際は、結納する品目が書かれた紙を、数種類の紙で包み、「のし」をつけてお渡しするのが正式な方法です。 以前は、結納と言えば、特に結納目録などは用意せずに、品物をお渡しするだけという地域も多く見られました。

 

最近では、結納した後の記念品として目録を残しておく、という方が増えていますので、きちんとした目録を準備した方がよいでしょう。特に、関東式では、結納目録も結納品の1つとして数えるケースもありますので、忘れずに用意しましょう。さて、あまり見かけることのない結納品目ですが、その書き方はどうすればよいのでしょうか?

 


結納目録の書き方とは?

pixta_tegami_03

結納目録は、結納品を毛筆で書いたもので、一般的には、自分では書かずに、専門の方に代筆をお願いするケースがほとんどです。しかしまれに、「筆文字に自信がある」「自分で心をこめて書きたい。」という方もいらっしゃいますので、

 

その場合は、自分で書いても構いません。ただし、結納目録は、お納めする結納品のひとつひとつの名前や読み方が大変独特なものになっていて、縁起の良い言葉で書かなければなりませんので、自分で書く場合は、書き方のマナーを覚えておいた方がよいでしょう。
 

まず、納品する品目は、すべて見やすいように箇条書きにします。大変おめでたいことを象徴する品々がそろえられており、品目の書き方が本来の漢字の読み方とは違う「当て字」で書かれているため、読み方が独特ですので、結納を行う前に、読み方も確認しておくようにしましょう。

 

目録の大きさに決まりはありませんが、一般的に、目録の中に入れる用紙のサイズは53×約20センチの和紙が多く使われます。そこに、結納品や贈る側、贈られる側の名前などを書きます。結納品は、「9・7・5・3」といった奇数の品目を用意します。

 

正式には9品目をそろえますが、簡略化したい場合は、7品目、もしくは5品目に減らしても構いません。 最近では、「長熨斗」、「金宝包」、「目録」の3品だけのセットをお渡しするケースも増えています。差出人の氏名は、もしも新郎家から新婦家に渡す場合は、
 

新郎本人の名前でお渡しするのであれば「○○様」と名前に様をつけて書き、受け取る側の名前も、新婦本人の名前を「○○様」と書いてお渡しします。また、中身を包む用紙のサイズにも、特に決まりはありませんが、 奉書(53×約40センチ)を、縦2分の1、横3つ折、2枚重ねにしたものが一般的です。

 

表書きには「目録」と筆文字で書きます。なお、品目などを書いた、中に入れる用紙と、表書きの用紙は、どちらの文字もなるべく同じ筆を使って書き、文字の濃さや太さが同じになるようにしましょう。

 

「のし」は、結納用は「紅白」のもので、結納返し用には「青白」のものを用意します。水引は金銀のものを使います。水引は、昔は、簡単な結び切りやあわじ結びが主流でしたが、最近は、おめでたい松竹梅鶴亀や宝船などをかたどった難しい結びも人気があります。

 

地域によっては、「のし」に「末広」がついたものを用いるところもありますし、地域のしきたりや習慣などによって異なるケースがありますので、冠婚葬祭に詳しい方に相談して決めた方がよいでしょう。

 


結納品の関東と関西での違い

pixta_tegami_01

結納品の品目や、その飾り方は、関東と関西では違いますので、お渡しする前に確認するようにしましょう。一般的には、関東式は武家の流れを汲んでいるため、どちらかというと質素なものになっており、関西式は、公家の流れを汲んでいるため、華やかな物を贈る傾向にあるようです。

 

関東式では、男女の立場を同格と考えます。そのため、男女ともに、お互いの結納品を贈り合って交換します。結納金に関しても、女性は、男性からもらった半額程度の金額を「御袴料」として、半返しする習慣があります。

 

そのため、品物を贈る側は「目録」をお渡しし、受け取る側は「受書」を用意することになります。一方、関西式では、 結納は男性から女性へ贈るものだという考え方が一般的ですので、結納品は、男性から女性にのみ贈るものとされています。

 

女性は、半返しをしませんので、男性側だけが贈り物をするというかたちになります。このため、結納を執り行う際に、関東では「結納を交わす(お互いに品物を贈り合う)」と言いますが、関西では、男性側のみ贈ることになりますので、「結納を納める」と言います。

 

ですから、関西式では、「受書」は用意する必要はなく、贈る側の「目録」のみが必要になります。ただし、関西の女性は全く お返しをしないのかと言いますと、そうではなく、結納を済ませた後、日を改めて、男性側の家族へ結納金の1割程度を「お土産」としてお渡しします。

 

また、九州地方での結納では、関西式と同じように、男性側から女性側に結納をお渡しします。一般的な結納品に加えて、「清酒」「真鯛」「お茶」なども用意するのが特徴です。地域によっては、結納の儀式が終わると、女性にお渡しした結納品を親戚や近所の方にお披露目する「お茶開き」という会を設けることがあります。

 


目録だけでなく「受書」が必要な地域も

pixta_tegami_01

先ほども書きましたが、関東式のように、地域によっては「目録」を用意するだけでなく、「受書」の準備も必要なケースがあります。「受書」とは、受け取った品物を記載した受領書にあたるものです。かといって、結納目録については、なんとなく知っているという方でも、

 

「受書」というのは見たこともないという方も多いのではないでしょうか?その場合は、 現在は「結納パック」という便利なものが販売されていますので、それを利用するとよいでしょう。結納パックには、納める結納品にあわせた「目録」の他に、「受書」も含まれていますので安心です。

 

結納に関する書き方など色々な書き方は下記の記事も参考になります♪
タイトル:結納家族書の書き方

行動計画の書き方と見本

従業員が101名以上いる事業所においては、行動計画の策定と届出、そして好評と周知が義務付けられています。このことは次世代育成支援対策推進法、いわゆる次世代法に基づいて定めら...

読んでいてわかりやすい書き方のコツについて

文章を書く際には、必ず読み手のことを考えて、わかりやすい文章を書くことが大切です。何を伝えたいのかわかりづらくなってしまったり、文章の中身がわかりにくくなってしまったりすることも多...

「ご愛顧」の意味と例文と書き方

文章の基本的な使い方で、「ご愛顧」は、良く用いられる言葉ですので、理解をした上で適切に使うようにしましょう。   「ご愛顧」は、ご贔屓やお引き立てとほぼ同じ意...

9人制バレーボールの記録の書き方

バレーボールには一般的に広く知られている6人制バレーボールのほかに9人制バレーボールもあります。   1.6人制バレーとの違いを知って記録する ...

児童生徒健康診断表(歯口腔)の書き方

小学校や中学校に通う児童や生徒は、学校で健康診断を受けることができます。内科検診をはじめ歯科検診や眼科検診、耳鼻科検診といった種類があり、日にちを分けて一つずつ受けていきま...

自分が望む会社に就職したいのであれば

就職や転職をする際には、履歴書を作成しなくてはなりません。履歴書のことを、応募するために必要になる形式的な提出書類に過ぎないと軽く考えている人がいますが、そのようなものではありませ...

図表資料型の小論文の書き方

このタイプの問題形式では、特に図表にこめられた「出題者の意図を汲み取る」ことが解答者には要求されます。以下に汲み取る方法をあげ、文の書き方を説明します。  ...

INVOICEの書き方

INVOICEとは貿易業務に必要不可欠な書類の一つです、取引の形態によっては有価証券の一部にもなり得る書類と考えても良いでしょう、これは輸出の際には物を送る送り主が作成しま...

目録の書き方

目録の書き方を例文も交えて見ていきますが、目録とはそもそもなんなのかご存知でしょうか。目録は収蔵しているもののリストとしての意味もあれば、贈り物などの実物の代わりに相手に贈...

返金受領書の書き方

返金受領書の書き方についてですが、例文を用いながらここでは見ていきましょう。そもそも返金受領書はなんなのか、必要性やどのような内容が必要なのかなどもここでは見ていきます。返...

スポンサーリンク