部下へのお詫び文の書き方

pixta_tegami_01

 

  1. 1.お詫び文とは
  2. 2.お詫び状を書く前に
  3. 3.お詫び状の書き方
  4. 4.お詫び文のポイント

 


お詫び文とは

pixta_tegami_02

お詫び文は自分自身の非を認めて、謝罪をする手紙のことです。最終的な目的は部下との和解や、一度壊れかけてしまった部下との信頼関係を取り戻すためです。形式的に謝ればいいのだろうという態度や、感傷的に謝り過ぎると部下に失礼な印象を与えてしまうので素直になることが大切です。

 

腹立たしき気持ちや理不尽な気持ちが残っていてもお詫び文という手紙なので、面と向かって謝る必要はないのです。相手の目を見て謝ることも大切ですが、文章を通して謝ることが出来るので上司の立場から見れば楽です。典型的な文例に従って、自分の気持ちを整理して素直に非を認めるようにします。

 

不適切な言葉や偉そうな態度は避けて、きちんと謝ることで信頼関係が回復するのです。お詫びの手紙はそれが必要とされた事態になったときには、すぐに提出するようにします。タイミングがずれてしまうとその間に相手の怒りが増したり、不満が爆発するかもしれないからです。

 

お互いにこじれた関係を回復させるためにも、スピーディーに謝罪することが大切です。部下の信頼を取り戻すためにも、プライドは捨てて素直に謝るようにします。これが信頼回復に繋がって、より良い関係を築くきっかけにもなるのです。

 


お詫び状を書く前に

pixta_tegami_03

お詫び状を書くときには、何のことについて謝罪しているのかを明確にします。何のことに謝罪をして、文章を送っているのかを書くようにします。せっかく手紙を送ったのに関係をさらに悪化させてしまったということにはならないように、しっかりと何の件を謝っている文章なのかを書きます。

 

いきなり手紙をもらって相手を戸惑わせないためにも、どのような文章で何に対して謝っているのかを明確にします。また誠意を込めて、簡潔に分かりやすい文章を作ることもポイントの一つです。文章では伝えきれないこともありますが、しっかりと誠意を込めて謝っていることが分かる文章を作ります。

 

もしこちらが全面的に非がある場合は、素直に謝罪します。言い訳や小細工はしないで、心から素直に謝る姿勢が大切です。誤解を解いたり自分を守るためのごまかしはせずに、まず謝ることが大切です。謝罪する気持ちは簡潔にまとめて、相手にもその気持ちが伝わるように工夫します。

 

またお詫び状には原因と今後の改善点を挙げて、これからのことについても言及します。どうしてこのような事態を引き起こしてしまったのか、これからどのように改善していくのかを書きます。改善点を示すことで相手にも反省の気持ちが伝わり、関係性を修復することが出来るのです。

 


お詫び状の書き方

pixta_tegami_01

お詫びの文章に必要な要素は、謝罪の言葉とミスの原因説明、今後の対策案が盛り込まれていることです。部下への謝罪文なら時候の挨拶は省略して、ミスに対する謝罪の文章から書き始めます。

 

「このたびはご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありませんでした」「このたびは多大な迷惑を掛けてしまったことを、深くお詫び申し上げます」など、謝罪の気持ちを一番始めに書くようにします。ミスの内容や重大性、部下との関係を考えて冒頭の文を考えます。

 

冒頭の文章で相手の気持ちを掴むことができ、相手の怒りを静めることが出来るのです。一番最初に謝罪する気持ちを書かないともらった相手は何のことを言っているのか、また言い訳をしているんじゃないかと受け取ることがあります。このような印象を抱かせないためにも、必ず書き出しは謝罪文にします。

 

謝罪の文章の次には、ミスが起こった原因の説明をします。冒頭文の後にはミスが起きた原因や、事情の説明文を書きます。「私の判断ミスでこのようなことが起こってしまい、このような結果を引き起こしたのです」「原因を調査したところ、このようなことがあってこのようなことが生じてしまったのです」

 

と、相手が納得する理由を説明するようにします。私のミスで起こったのですではなく、なぜこのようなミスが起こってしまったのか具体的な説明を記載します。原因がはっきり分からないと、相手も納得することが出来ないのです。説明文の後には、ミスに対する改善策や対応策を書き加えます。

 

「このようなミスが起こらないよう、予防に努めたいと考えている所存であります」「ミスの発生を防ぐためにも、このような努力を行いたいです」と、対策についても言及します。改善策や対応策次第で相手の気持ちが決まるので、慎重に書くようにします。最後に提出した年月日と名前を書き、宛名も加えます。宛名に個人名がある場合は、最後に「様」を付けるようにします。

 


お詫び文のポイント

pixta_tegami_01

決められたフォーマットはないので、自由に書くことが出来ます。なるべく見やすい書式にして、相手に気持ちが伝わるような手紙にします。用紙は白地のものか、薄く罫線がある白地のものを使います。筆記用具も万年筆やペンを使って、なるべく手書きで書くようにします。

 

パソコンで文章を打っても構わないのですが、自分の誠意を伝えるためには手書きで作成するようにします。インクの色は黒か、濃い紺色で書くようにします。カラフルなペンで書いてしまうと謝罪する気持ちも伝わりませんし、ふざけている印象を与えてしまいます。

 

封筒で提出する場合は相手の名前だけを書くようにして、表には詫び状などの言葉は書かないようにします。お詫び状は始末書や念書、理由書などとは違って自主的に書くものです。必要な状況になったと思ったときには、自分の意思で提出します。

 

お詫び状を書くときに自分が良くなかった点もあるが、相手にも非があると考えがちです。また明らかに相手側が悪いという場合もありますが、一度書くと決めたなら自分を守ったり相手を責めたりせずに真正面から書くようにします。言い訳や自分を正当化する表現は避けて、自分が謝らなければいけない部分を認めて謝罪するようにします。

 

自分が謝らなければならないポイントさえ伝えることが出来れば、自分の非をきちんと認めることが出来る人と印象が良くなります。始末書と同じように原因や経緯、謝罪の気持ちを書きますが、全面的に強調するのは謝罪の気持ちです。長い文章でくどくならないように、相手に気持ちを伝えることを重点的に見据えて作成するようにします。

 

謝罪文の書き方など色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:書類遅延謝罪の書き方

三回忌の香典袋の書き方

香典袋を出すときは、お通夜、葬式の時にまず出します。その後初七日、四十九回忌、初盆、一周期、三回忌、七回忌となります。香典袋は、このすべての行事で出すのが故人へのそして遺族...

昇格試験の論文の書き方

昇格試験で出される論文はしっかりと準備をしていると、本番になって重大なミスを防ぐことができます。論文を書くには、論理的な思考が必要です。自分の考えが論理的でないと、読んでい...

香典袋:夫婦連盟中袋の書き方

夫婦で葬儀に参列する場合、香典袋に書く名前は、世帯主名の場合も連名の場合もありますが、どちらがよいかは、それぞれのお付き合いの深さによって違います。   ...

専門分野の書き方

就職活動の際、書類選考で自分をアピールするためのエントリーシートや履歴書はとても重要なものです。特に職歴などがない場合でも、自分が何らかの専門分野について学習し技術を身につ...

突然手紙を書く際の書き方・例文

  1.一般的な手紙のマナー 2.突然の手紙の書き方 3.手紙を出すときのマナー   一般的な手紙のマナー ...

退職願の書き方について

勤務している会社を辞める場合には、退職願や退職届を会社の提出する必要があります。これは、自分の意思で会社を退職したという事実を証明することになる重要な書類です。この退職願と退職届を...

看護のケースレポートの書き方

ケースレポート作成は事実をありのままに伝えることを主眼としています。担当した患者さんの事例をまとめることで、自分の行った看護を振り返り学びにすることができるものです。 ...

三つの文章構造について

文章の書き方について書いていきます。文章をわかりやすいものにするためには、文章構造の工夫がどうしても必要になります。文章構造を考えずに書いた場合、文意がどうしても支離滅裂になってし...

電報:英語宛名の書き方

受け取り人の名前を英語(アルファベット)にして送りたい時はもちろんアルファベットで送られると、相手の受け取り人の方は喜ばれますのでおすすめです。宛名は英語で良いのですが、住...

わび状の書き方と例文:縦書編

おわびの手紙やわび状というのは、過ちをおかしたときや相手に迷惑をかけてしまったり、損失を与えてしまったときなどに謝罪の言葉や申し訳ない、という気持ちを書いて送る手紙のことで...

スポンサーリンク