12月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方
-
ゴルフ招待状の書き方
親睦や接待、謝恩・慰労など様々な目的で開催されるゴルフコンペやゴルフ大会。自分は参加しなくとも招待状の作成を頼まれたり、仕事の一環として幹事を任されることもあるでしょう。招...
-
始末書の書き方について
1.起こった問題を詳細に記載する 2.原因を人のせいにせずに文面を作る 3.事の顛末を詳細に記載する 4.信用を取り戻すには時間が必要...
-
店舗見学レポートの書き方
店舗見学のレポートの書き方をちゃんと理解している方は少ないのではないのでしょうか。今回は以外と知られていない店舗見学のレポートの書き方についてご紹介します。 &nbs...
-
災害に遭われた人への年賀状の書き方
震災や水害などの災害に遭われた人が親戚や知人・友人などにいた場合、そういった被災地に向けて年賀状を出す場合、おめでとうといった言葉を表現として使っても良いものなのか。おめで...
-
結婚式招待状書き方:横書き
大好きな人からプロポーズを受けて、いよいよ晴れて結婚式を挙げることになったら、結婚式招待状を招待客などに送るというプロセスになります。 1....
-
恋文ラブレターの書き方
ラブレターや恋文とは愛を告白したり、愛情を相手に伝えるための手紙のことです。さらに昔には付き文や艶文、艶書などと呼ばれています。相手に対して告白はしたいけれど面と向かって話...
-
扶養控除の書き方:京都市
家族のなかには、会社で働いて家計収入を主に支えている納税者たる世帯主だけでなく、午前中はパートに出かけたり、週三回程度はアルバイトに出かける子どもや親族のいるケースが多々あ...
-
封筒のサイズ別の住所の書き方
封筒に住所や宛名を書く場合にも、様々なマナーがあります。また縦書きや横書き、洋封筒によっても書き方が異なり、さらには会社宛てやビジネスでの書き方もマナーがありますので、しっ...
-
法廷調書書き方と解説
法定調書とは、所得税法や相続税法、租税特別措置法、内国税の適正な課税の確保を図るための国外送金等に係る調書の提出等に関する法律の規定に基づいて税務署が適正な課税を行うために...
-
「ひとえに(偏に)」の意味と例文と書き方
ひとえに、という言葉は一重に、と書きます。これは唯一、という意味です。使う場面は二種類あります。ずっとその状態である、ということや唯一その理由しかないことを強く主張する場合です。 ...
手紙を書く際、特にビジネスシーンや、他にも昔の師、古くからの友人などの日ごろあまり合わない方に対して書く場合には、書き出しに季節の単語を織り交ぜたものを形式的に使用するということがマナーです。
よく合う友人などに手紙を出す場合はさほど気にする必要はありません、しかし、やはり目上の方や取引先といった重要な相手に手紙を出すにあたっては、なるべく失礼の無いようにきちんとした文体で出しましょう。そして、その文頭に用いられる文章を、時候の挨拶といいます。
12月の挨拶は
一年の締めくくりである月ですので、さまざまなイベントごとなどもあって様々な季語を用いることができます。それらの12月の挨拶は、寒さ、そして冬のさらなる深まりを感じるような言葉を使うことが多く、師走の候、初冬の候、新雪の候、年末の候といった表現が使われます。
またほかにも寒冷、師走、初雪、初冬、冬至、霜夜、霜枯、歳晩といったような言葉を使用することもあります。新雪の候というのは、雪の多く降る地域では初雪も観測され、これからさらに大雪や厳しい寒さが到来します、という意味合いです。
また、それらの言葉の後につなげる言葉としても、やはり同じように寒さに関するものや年末に向けた表現を使用するのが一般的です。たとえば、師走のせわしない毎日、北風の冷たい季節になりました、今年も残すところあと僅かになりました、などの言葉があげられるでしょう。
ちなみに、書き出しでなく結びの言葉としては、寒く体調を崩しやすい季節でもあるため、寒さの厳しい毎日ですがお体ご自愛ください、などの書き方をします。さて、実際にこれらの12月の挨拶を使用した例文についてですが、具体的には以下のようなものになります。
初冬の候、貴社ますますご発展のこととお喜び申し上げます。寒冷の折、お変わりなくお過ごしのことと存じます。年末の候、今年も残すところあとわずかとなりました。
師走の候、北風が寒く身に染みる季節となりました。もちろんこれ以外にも組み合わせ方は何通りもありますので、ご自身で好きな言葉を選んで使ってみるとよいでしょう。
ちなみに、これらはビジネスシーンなどを想定しておりますので、たとえば友人などに送るときにはもう少しくだけた表現にしてもよいでしょう。
それらの例は次のようになります。
毎日冬空が広がり寒々しい日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。年末に向けて、町もせわしなく動き回る季節となりました。
今年も残すところあと半月となりましたが、年の瀬に向けて何かと忙しい日々が続きます。などがあるでしょう。友人に向けての場合はより一層さまざまな表現がとれますので、あまり形式にとらわれすぎずに季節感を出していくことが大事です。
そしてごく近しい友人の場合にはもっと堅苦しくない言葉を使ってよいでしょう。忘年会も多く生活リズムが崩れやすい季節ですがいかがお過ごしでしょうか。先日初雪も見ることができ、いよいよ冬も本番がやってきます。今年もあと半月程になってしまいました、過ぎ去る日々は早いといいますがそれをまさに実感しています。
町はクリスマスムードに包まれています、今年はどなたとどこでお過ごしになるのでしょうか。冬は星がきれいに見える季節です、寒空ではありますが空を見上げてみてはいかがでしょうか。年の瀬が近づくにつれて、最終電車に駆け込む人が多くなっているように思います。といった形でもよいでしょう。
これらの紹介した手紙の書き出しは
基本的には正解というものはありません。あるとすれば、ビジネスシーンで繰り返し使われる師走の候などは、12月の挨拶としてであればいつでもつかうことができますので、もし同じ文章を繰り替えし使うものとして保存しておきたいのであれば、この言葉を選ぶのがよいかもしれません。
しかし、それ以外の友人などにむけて送る手紙であれば、もっとさまざまな表現があってもよいでしょう。その方の趣味に合わせた表現を使う方が喜ばれます。お酒が好きな方であれば熱燗のおいしい季節になりました、といった本当にフランクな表現を使うこともまた正解なのです。
手紙というものは、人の心がこもるものですから、その書いた人の相手方への思いを伝えるために、挨拶を考えればよいということなのでしょう。
逆にビジネスシーンにおいては、まずは相手方に失礼の無いようにしなければなりません。ですから、師走の候であれば12月のいつでもつかうことができますが、12月の初旬に年末の候を使用するのは間違いではないのですが少し違和感を感じます。
相手方にそのような違和感を感じさせることなく、スムーズにやり取りを進めていくためにも、同じ月の中でも数パターンの季節の挨拶を持っておき、状況に応じて使い分けるようにしておくとよいのではないでしょうか。一年の締めくくりの月が12月です。よい締めくくりとなるように、細部にも気を配りましょう。
他の挨拶の情報を知りたい方は、こちらもご覧ください。
タイトル:12月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方