賃金規定変更届の書き方

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賃金規定とは会社や従業員が守るべきルールを定めた会社や企業ごとに制定されている就業規則の関連規程の一つです。就業規則の中には給与規定というものが存在しており、賃金の決定や賃金支払いの計算、支払いの方法、

 

  1. 1.就業規則の関連規程の一つです
  2. 2.賃金の形態や支払い方法
  3. 3.昇給の時期について
  4. 4.賃金規定変更届は社外に提出

 


就業規則の関連規程の一つです

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賃金の締切り及び支払いの時期並びに昇給に関する事項などが含まれているといった特徴があります。この給与規定の中で賃金に関する規定のことを賃金規定と言い、就業規則の一部なのだとまずは捉えておいてください。この賃金規定は雇用者である社員ではなく、雇用主に当たる会社や企業などが制定していることから、

 

その気になれば勝手に賃金規定を変更して給与を下げることが可能なのではないかといったネガティブなイメージを持っている方もいらっしゃるでしょうが、賃金規定を含めた就業規則は労働基準監督署に変更届を提出して、認可されなければ規定の変更は不可能となっています。

 

そして賃金規定変更届の提出には労働組合や労働者の代表が意見を書き込んでいる意見書を添付して、認可を行うか否かが決定されることから、労働者に無断で賃金規定を変えてしまうということは実質的に行えないのです。会社によっては当初決まっていた就業規則と賃金規定が変更になる場合があり、

 

労働基準監督署を初めとした外部に賃金規定変更届などを出さなければならないといった機会に恵まれることもあるでしょうが、変更届は基本的に雇用されている社員や職員の同意を取った上で手続きが行われるのだとも認識しておいてください。

 


賃金の形態や支払い方法

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賃金規定変更届の書き方としては、賃金の定義や差別的取り扱いの禁止、最低支払額などに関する賃金規定に関する基礎的な知識を蓄えた上で書き込んでいくことがまず大切になってくると言えます。賃金の定義なら労働の対価として支払うべき賃金と結婚祝い金などの賃金規程に記載されている以上臨時であっても支払うべき賃金の支払い義務などに関する知識を、

 

差別的取り扱いの禁止なら女性であることやパート、アルバイト勤務であることといった点から差別的な賃金の決定が下されないよう勤めなければならないといった点などを熟知しておくべきだと言えるでしょう。この基礎的な知識が欠落していると、後に書き込むべき時間外手当の項目や賃金からの控除の項目などの記載が正確に行えなくなってしまう可能性があるためです。

 

就業規定や賃金規定の勉強を十分に行い基礎的な計算式や法令を記憶したら、実際に賃金規定変更届を書いてくといいと言えます。まず第一に書かなければいけないのが賃金の形態と計算方法、支払い方法の具体案です。時給制、日給制、完全月給制、年俸制、出来高制など、

 

どのような形態で賃金が決定されるのかと、それぞれの形態における給与の計算方法を分かりやすく記載してください。支払い方法も口座振込みであれば月極めでこの日に振り込むと明確に記載することが重要になってきます。労働者ごとに適応される賃金の決定形式に関しても合わせて記入しておくと、より完成度の高い文章になるため推奨できます。

 


昇給の時期について

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賃金規定変更届には口座振込みの場合賃金の締切や支払時期なども記載されなければいけないといった決まりがありますが、多くの会社や企業は賃金の支払日が銀行が閉まっている土曜日や日曜日、祝祭日になった場合、その前日に給与の振込みを行っています。この期日前振込みに関しても賃金規定変更届は書いておかねばならないとされているため気をつけてください。

 

また数こそ少ないものの、土曜日や日曜日、祝祭日に賃金の支払日がきた場合前日ではなく後日に振込みを行うといったところも存在しています。テンプレートの文章を流用する場合、この支払日の前日と後日の記載ミスが非常に多くなってしまうといった点から特に注視しなければいけないポイントとして覚えておくといいでしょう。

 

そして賃金規定変更届には昇給の時期についても書かなければいけないとされています。書き方としては昇給の算定期間や時期などを年月日を明確にした上で書き込めばいいと捉えておいてください。流石に昇給の算定方法などは書かずとも問題ないため、時期に関する数字の書き間違いにだけは注意しておくべきだと言えます。

 

そのほかの記載内容として挙げられるのが賃金規程の適用を受ける労働者の範囲を定める適用範囲や、企業に支払い義務が生じる可能性を含んだ賞与に関する報告などとなっています。特に賞与は労基法上の賃金には該当せず、これを支給するか否かは企業が決めることが出来ると定められていますが、賞与も労働の対象に含まれる可能性が高い以上確実に書き足しておくべき項目だと言えるでしょう。

 


賃金規定変更届は社外に提出

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忘れてはいけないこととしては、賃金規定変更届は労働基準監督署を初めとした社外に提出する書類であるといった点であると言えます。つまり社内でのみ通用する用語などの使用は極力避け、必ずしも丁寧語でなくても構わないので公的な正しい漢字などを使用することが好ましいとされているのです。

 

賃金規定変更届を確認する役人の方に対する配慮として、読みやすさにも重点を置いてください。賃金の形態と計算方法、支払い方法の具体案などは改行や空白、数字を利用した箇条書きなどを活用して容易に読めるような文体になるよう努めましょう。賃金規定変更届は書き方にルールが存在しているものの、

 

必ず記載しなければいけない項目以外の追加記載や付属書類の提出などが、広範囲に亘って認められている書類といった特徴もあります。就業規定や賃金規定は各会社によってどうしても異なるため、基本的な項目を書き込んだだけでは十分に自社が新しく定めようとしている賃金規定の説明が行えないといった点への配慮がなされていると記憶しておいてください。

 

その上でそのほかの記載として休日出勤手当に関する文章や時間外手当に関する文章を付け加えれば、完成度の高い賃金規定変更届が出来上がると言えるのです。作成した賃金規定変更届はなるべく早く所轄の労働基準監督署に届け出なければならないのですが、

 

労働基準監督署がどこにあるのかはインターネット検索にかければ地図つきで表示されるようになっているため参考にするといいでしょう。

 

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