「お引き立て」の意味と例文と書き方

お得意様や取引先、またお客様などへの手紙やメールなどで、お引き立て、という言葉を使うことがあります。この言葉は、こちらもよく使われることが多い、ご愛顧、と同義語です。顧客の方に、相当額の利用をしていただいたり、長年の取引の実績がある場合には、伝統的な言葉でそう呼ぶということです。

 

ビジネス文書のなかにも

この言葉が出てくることがありますが、取引きした金額や利用された回数などという数に関係したものが客観的条件などには一切ないといいます。いつも利用してくれるお客様の、お引き立てやご愛顧に対しての感謝の気持ちを言葉にして書くことが一種のマナーになっているのです。

 

たとえば、平素は一方ならぬお引き立てに与り、厚く御礼を申し上げます、という風に書いておくと、感謝の気持ちが伝わりやすいですし、いつも利用してくれていることを理解しています、ありがたく思っています、と伝えることができます。

 

また、ご愛顧と同じような意味合いの言葉では贔屓などがあります。ですが、贔屓は丁寧語ではないですし、謙譲語でもないので、愛顧と書くようにしておくといいということです。

 

お引き立て、ご愛顧も同じような意味合いなので

その場にあわせて使い分けるといいです。年賀状の挨拶などの文章でも、目上の人には、旧年中は一方ならぬご厚情を賜り誠にありがとうございました、と書きますが、ビジネスとしてお客様に出す場合は、旧年中は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます、という風に、感謝の気持ちを書くことが大切です。

 

贔屓にしてくれてありがたい、いつも利用してくれて嬉しい、という気持ちを伝えるように書くことが大切です。文章の書き方ひとつで、その人が仕事相手に対してどのように考えているのか、というのがわかる場合もあります。なので、文章や言葉には気をつけておくことが大事なのです。

 

仕事相手に出す場合の目上、同僚などに対しても気をつけなければいけないです。下請けの会社などの場合、昨年はひとかたならぬお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます、という風に助かっています、感謝しています、という気持ちを伝えておきます。

 

また、仕事をもらっている会社に出す場合は、昨年は弊社を御利用いただき御厚情のほどありがたくお礼申し上げます、という風に書くようにしておくと印象が少し違います。

 

言葉の選び方で

その人に対する印象というのは大きく変化するものです。なので、きちんと正しい言葉遣いで文章を書くことが大事になってくるのです。

 

ご高配、という言葉を使う場合もありますが、これは相手への配慮を考えた文章です。たとえば、平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます、という文章は常套句として覚えておくと便利です。

 

特別な配慮をしていただいて、という意味や、特に目をかけていただいて、という意味になります。お引き立てとは少し違う意味で使う場面が多いかもしれないです。

 

また、同じような意味を持った言葉には

援助、後援、ご支援、後ろ盾、お陰様という言葉があります。ですが、これは謙譲語ばかりではないので、使う場面も違う場合が多いです。なので、お引き立て、という言葉を使うほうが礼儀正しい文章になります。

 

お客様への文章で気をつけなければいけないのは、礼儀正しい言葉であること、また相手への配慮、そして感謝の気持ちを伝えるのにふさわしい言葉を選んでいることです。

 

文章の例えとしては

末永くご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます、というものや、平素は、格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます、というものもあります。平素は、格別のお引き立てをいただき、ありがとうございます、という文章や、平素は格別のお引き立てにあずかり誠にありがとう御座います、という文章でもいいです。

 

いろいろな場面で使う言葉なので、その場にあった使い方をできるように、いくつか文章を考えておくという人もいます。末文に使う場合は、今後ともお引き立ての程をよろしくお願いいたします、これまで同様お引立てくださいますようお願い申し上げます、という書き方をしておくと相手への配慮と感謝している、という気持ちが伝わります。

 

文章の書き方はお客様へ出すものと同僚や上司へのもので、必ず違うように考えておくことです。言葉の使い方でその人への対応が違ってくるので、しっかりと覚えておくことが大切です。常套句をいくつか覚えておく、というのも便利です。意味は同じでも、使い方が違うだけで、文章のイメージを変えることができるのです。

 

言葉はその人の人柄や知識の深さをはかることができるものでもあります。なので、社会人としていろいろな場面で使うことができるようにいくつかの言葉をあらかじめ覚えておくといざというときに使いやすいです。

 

働いている人の言葉遣いで会社のイメージが決まることもあるといいます。なので、きちんと正しい言葉を選んで文章を考えるようにすることです。

誰にでもちょっとした工夫で出来るようになるきれいな字の書き方

科学技術の進歩により、私達の生活は一昔前と比べて大きく変化しています。昔は誰もが一人一台携帯電話を持ち歩くことになるなんて思わなかったでしょう。そのおかげで公衆電話は激減し、今では...

レジュメの書き方

  1.会議に合わせたレジュメの書き方 2.書き方によるレジュメの特性 3.レジュメに必要な情報について   会...

5月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方

手紙やメールの文章を書く時に、まず書き出しからどんな風に書けばいいのか悩んでしまう人も少なくないものです。そんな時にとても役立つのが時候に関する言葉を文頭に用いることで、自然に浮か...

小学生からの書き方について

私は、幼稚園に通っていた時から、親に平仮名の下記かと教わっていました。そのため、小学生になった時には、平仮名の書き方はすべて知っていました。しかし、今の時代では、小学生でも平仮名を...

英文履歴書の書き方

英文で履歴書を書く時には大体3つの形式があります。それはクロノロジカル・レジメ、ファンクショナル・レジメ、コンビネーション・レジメです。クロノロジカル・レジメはこれまでの職...

絵葉書の書き方

絵葉書の書き方に、正しいも誤りもありません。どんな書き方でも、その人なりの個性が出て、楽しいのが絵葉書です。でも、実際に書きたいと思っても、どこから始めたらいいのか、分から...

地蔵参り:経木塔婆の書き方

  1.経木塔婆とは 2.塔婆の由来 3.経木塔婆の書き方と意味 4.地蔵参りに経木塔婆が使われる理由   経木...

式辞用紙の書き方

式辞や祝辞は入学式や卒業式で送られる挨拶ですが、この挨拶は前もって式辞用紙なるものにしたため、その内容を読み上げることになっています。式辞や祝辞は、偉い人がやるもので自分には関...

11月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方

手紙やメールでは相手の顔が見えないだけにいっそう配慮が必要になります。文頭から文末までまとまった内容でしめくくると、それだけで心遣いを感じられる素敵な手紙やメールになります。対面し...

パスポート住所欄の書き方

パスポートの一番最後のページには「所持人記入欄(INFORMATION ON BEARER)」という欄があります。これは旅券所持人の氏名や現住所等を任意で記入する欄で、万が...

スポンサーリンク