お年玉袋の書き方

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お正月に子供や孫に渡すお年玉ですが、大人たちはあげるための現金の用意に追われてしまうことでしょう。お年玉をあげるための現金は新札が望ましく、年末になると銀行に行って新しいお札を用意する人は増えます。このようにして子供にお年玉をあげる準備が行われるのですが、加えて大事なこととしてお年玉のあげ方にもマナーがあることも把握しておきましょう。

 

  1. 1.お年玉袋への名前の書き方
  2. 2.お年玉を目上の人にあげる場合
  3. 3.お年玉のお金の入れ方にもマナーがある
  4. 4.お年玉をあげるタイミングも大切

 


お年玉袋への名前の書き方

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お年玉をあげる時には、ポチ袋などお年玉をあげるための袋を用意する必要があります。さらにあげる側としては何も書かずに渡すよりは、名前などをきちんと書いて渡すことはマナーとされています。ではどのようにして名前を書けば良いのか、正しい書き方があります。結婚式の時に用意する祝儀袋の場合は、自分の名前を表面に書いて渡すようになっていますが、お年玉袋の場合はポチ袋に渡す相手の名前を表面に記入します。

 

そして裏面に自分の名前を書いて渡すようになります。お年玉をあげる相手は子供なので、○○くんへ、や○まるちゃんへ、という文字は分かりやすく平仮名で書いてあげます。お年玉をあげる相手の子供が大きくなった子供の場合は、名前を○○さんへといって少し丁寧な表現にすることも出来ます。ポチ袋にはまず表に「お年玉」と明記し、左上にあげる相手である子供の名前を書くようにします。

 

ポチ袋の柄やデザインによっては文字を書く位置によって見えにくくなることもあるので、柄などに当たらない位置にずらして書くことも出来ます。名前を書くためにポチ袋の上からシールを貼って書くことも出来ます。ポチ袋の裏面には自分の名前を書きます。ポチ袋のデザインによっては裏面に名前を書く欄があったりするのでその部分に書くようにしますが、なければ左下の位置にくるように名前を書きます。

 

名前を書く時はお年玉をあげるその子供が普段読んでいるような名称を使い、お年玉をもらった子供に分かりやすいように書きます。たとえば○○おじさん、とかおばあちゃんより、といった表現を使うようにします。自分の名前をフルネームで書くわけではありません。

 

お年玉袋の裏面に自分の名前を書いておくことで、お年玉をもらった子供の親がにとっても誰からお年玉をもらったのかが分かりやすく、今後のお付き合いをしていく上でも大切なことにもなります。お年玉をあげる側の名前は書かなくても失礼なことには当たりませんが、自分の名前を書いておくと、あげた子供の親にも感謝が伝わりやすくなります。

 


お年玉を目上の人にあげる場合

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お年玉は子供だけにあげるものとも限らず、日頃お世話になっている両親に渡すことも出来ます。お年玉をあげる年齢は何歳くらいまでが良いのかという決まりは特にありません。あげる子供が大学生以上になったとしてもお年玉をあげたいと思えば、年齢の制限は関係ありません。

 

そう考えると両親や目上の人にもお年玉を包むことも出来ます。ただし注意するべきこととしてお年玉袋の表書きの書き方は、通常の子供に渡す時とは違います。表書きには「お年玉」という表記は使わずに「御年賀」と書いて渡すようにします。これは本来のお年玉というものは目上の人から目下の人に渡すのがマナーであって、目下の人が目上の人にお年玉を渡すことは失礼にあたるからです。

 

新年にお金を包んで渡す行為自体が失礼にあたるわけではないので、お年玉袋に包んで渡す際には「お年玉」という言葉として渡すものでなければ問題ありません。お年賀として渡すと良いのですが、両親の場合は目上の人にあたるので漢字で丁寧な書き方をします。
 

新年に上司の家に挨拶に行き、そこに上司の子供がいた場合にお年玉を渡すことも失礼な行為にあたります。子供にお年玉を渡すことには変わりがないのですが、相手が上司の子供ということで目上の人にあたるからです。この場合はお年玉袋に「お年賀」と書いて渡すようにします。

 

また現金は出来れば避けた方が良く、あらかじめ用意が出来るのであれば品物や商品券をお年賀として渡す方が良いでしょう。一般的にはお年玉としてあげる相手で限られるのは、実子や親戚の子供、親しい間柄の子供だけとなります。またこの場合はお年玉袋もポチ袋ではなく小型の祝儀袋や紅白ののしの入った袋を選ぶと良いでしょう。

 


お年玉のお金の入れ方にもマナーがある

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正しいお年玉袋の書き方が分かったところで、今度は実際に包む現金にも正しいマナーがあります。お金を入れる時にはお札の向きや決まった折り方があります。まずお年玉としてあげるお札は基本的には新札を選ぶようにします。出来る限り新しいお札を用意するようにします。

 

ポチ袋にお札を入れるとなると必ず折って中に入れるようにしますが、お札は3つ折りにして中に入れるようにします。折り方としてはお札に描かれている肖像が内側になるように左側から右側の順番で折り重ねるようにします。肖像がある方を表向きにして折り、中からお札を取り出して開いた時に肖像が見えるようにします。

 

お札をポチ袋に入れる時も、お札の向きが天地が逆にならないようにして入れるようにします。お札に限らず硬貨をお年玉としてあげる場合にもマナーがあり、絵柄や漢数字のある方を表に向けてポチ袋の中に入れるようにします。ポチ袋の表向きと硬貨の表向きが同じになるように入れます。お年玉袋の大きさによってはお札を4つ折りにして入れた方がおさまりやすいと考えることもありますが、お札を4つ折りにして中に入れることは縁起が悪くなるので避けるようにします。

 


お年玉をあげるタイミングも大切

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子供にお年玉をあげる時には、必ずその子供の親がいる前でお年玉を渡すようにします。お年玉をあげる子供の親がその場にいればお年玉を渡す側も気を遣うようになりますが、お金の価値が十分に分かっていない子供であったり、親が子供に対するお金の使い方の教育方針もあり、お年玉を子供に渡したあとは親にゆだねるようにするためでもあります。
 

子供だけしかいないタイミングでお年玉をあげることはタブーであり、お年玉をもらったことを子供が親に隠すこともありえます。また親としてきちんとお礼が言える状況で渡した方がその後のお付き合いも円満に行える大切なタイミングであるとも言えます。これは自分の子供の場合でも他の方から自分の見ているところでお年玉を頂き、快くお礼が言えることが望ましい状況であることと同じです。

 

また子供がお年玉をもらった場合は、子供にその場でお礼を言わせるようにしましょう。お金をいただくことへの感謝を表す機会であり、人から何か頂いた時には必ずお礼を言う習慣をつける良い機会にもなります。お年玉をもらった子供からすると、その場で中を開けて金額を確認したくなりますが、決してお年玉をあげた人の前で中を開いて見ないようにすることがマナーであります。

 

お年玉をもらったら自分の部屋に帰ってから中を開けてみるようにさせ、お年玉を渡す際にも後で帰ってから中をあけて確認するように行って聞かせることも大切です。お年玉袋の名前の書き方にもマナーがあり、お年玉をもらえた子供の親に対する気配りにもつながります。

 

正しい書き方がされているポチ袋でお年玉を渡すことで、お年玉をよくもらっているその子供が今度は大人になり、子供たちへお年玉をあげることになったら、正しいマナーを持って子供とその親に喜ばれるお年玉を渡すことが出来るでしょう。

 

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