横書きの手紙の書き方

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  1. 1.手紙の書き方の基本マナー
  2. 2.横書きの手紙の書き方
  3. 3.横書きの封筒の使い方

 


手紙の書き方の基本マナー

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電話やメールなどでやり取りが済んでしまう現代では、手紙を頻繁に書くことは少なくなってきたことかと思います。実際、手紙の伝達速度は電話やメールと比較して遅く、急な用件の多い日常のビジネスでは利用することが難しい現状があります。

 

ですが今でも、真剣な気持ちを伝える手段としては、簡素な電話やメールではなく、できれば手書きの手紙を利用したいものですが、書く機会も減ってきているため、書き方のマナーなどもうろ覚えになってきているのではないでしょうか。まずは、手紙全般におけるマナーについておさらいしてみましょう。

 

手紙を書く際に、まずいちばんに気を付けるポイントは、「誰に対して、どのような用件で書くのか」をはっきりさせておく、ということです。手紙を書く際に礼儀やマナーは大切ですが、親密な相手に対してのくだけた用件であれば、むしろかしこまった形式にとらわれるほうが失礼にあたるということもあります。

 

差出人と自分との関係をよく考えたうえで、書き方のマナーも変化させる必要があります。また、文章はできるだけ簡潔にまとめることで、長々と書きすぎないようにしましょう。読み手のことを考えることが大切です。また、誤字脱字などの基本的な用件も、大事なチェックポイントになります。

 

雑に描かれた文章では、受け取った側も嬉しくありませんから、できるだけ丁寧な文面をこころがけるようにします。そして、意外と知られていないのは、改行の位置です。ひとつの単語がまっぷたつになる位置で改行されているのはいけません。

 

また、相手方を指す名詞が行の最後にきていたり、逆に自分を指す名詞が行の最初にきていたりするのも失礼にあたりますから、文章を作る際には、内容や分量のほか、文の区切りが便箋の中でどこに来るのかも意識しながら書いていく必要があります。

 

また、便箋の枚数ですが、形式的な手紙の場合には、便箋は2枚以上で送ることが基本マナーとなっています。内容が1枚で終わってしまう場合には、白紙の便箋をもう1枚つけて、形式上2枚にして送ります。ただし、弔辞の場合には、便箋が2枚あると「続く」ことを意味してしまい、縁起が悪いために、逆に1枚でおさめるようにしましょう。

 


横書きの手紙の書き方

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上司や目上の人へ向けての改まった手紙を書く場合には、白便箋に縦書きで書くほうが、礼を失しないといわれています。親しい友人や親子供に宛てた手紙の場合には、横書きの便箋を使用しても大丈夫です。逆に考えると、ビジネスなどの要件で利用しないぶん、横書きの手紙のマナーについてはあまり知られていないともいえます。

 

まずは、手紙を書く際の必要要件として、頭語、前文、本文、末文、あとづけの5つが挙げられます。これは、縦書き横書きに関わらず、手紙全般についていえることです。それぞれについて、どのような形式で書くのがよいのか、順番に見ていきます。

 

まずは、頭語です。これは、「拝啓」「謹啓」などの、手紙の始まり出しにつけることばのことです。親密な相手に出す場合、特に女性がプライベートで利用する手紙の場合には、省くことも多々あります。省略する場合は、簡単な挨拶文に代えることもあります。横書きの場合、1行目の左端に書きます。

 

前文は、季節の挨拶などを入れます。最近相手と顔を合わせていない場合などには、相手の近況を尋ねる、こちらの近況を報告する、などの近況報告も合わせて入れ込みます。本題に入る前のクッションとして、簡単にでも入れておくのがいいでしょう。頭語の右側から少し間をあけて、同じ行から書き始めて大丈夫です。

 

本文は、伝えたい内容を簡潔にまとめ上げましょう。「さて、」など、前文から話を切りかえるような言葉からはじまるのが自然です。前文から段落を変えて、必要に応じて一行空けるなどして書き始めます。末文には、前文と同様に結びの挨拶文を入れます。

 

本文から改行して、「健康をお祈りします」といった挨拶から、手紙の内容によっては、「お返事をお待ちしております」などのことばを入れましょう。ここには、頭語と対応するように結語も入れます。結語は末文からさらに改行し、右端に寄せて書きます。最初の頭語を省略する場合には、結語も省略するようにします。

 

あとづけは、手紙を書いた日付と、自分の署名、宛名です。結語からさらに改行して書きだしましょう。宛名は、手紙の一番最初に持っていく場合もあります。「様」「先生」などの敬称を忘れないようにつけましょう。また、後付よりも後ろに「追伸」などと添え文をつけることもあります。これは、親しい間柄の場合のみにとどめておきましょう。

 


横書きの封筒の使い方

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封筒に横書きで宛名を書く場合には、洋封筒を使うことが多いかと思います。これは角封筒とも呼ばれるもので、履歴書などを入れる長封筒よりも縦横の比率が近い封筒のことを言います。洋封筒の表書きは、郵便番号を書く場所を右側になるようにし、上から順に住所、宛名となるように書きます。

 

住所は宛名よりも一回り小さくなるように書き、宛名には敬称を忘れずに書き入れます。ポストに投函する場合には切手が必要になりますが、これは封筒の表面の右上に貼ります。はがきを思い浮かべてみて、縦位置にした時、郵便番号の欄の左側に切手を貼る位置がありますから、これを横倒しにした時は、右上に切手があることになります。

 

裏書きは、封筒の封の少し下から書きだします。住所は封筒の中央揃えになるように書き、差出人の名前は少し右側に寄せて書くようにします。また、手紙を出した日の日付を住所の左上に小さく書きいれておきましょう。いずれにしても、表書きよりも小さな文字で書くようにします。

 

また、封筒に便箋を入れる際の注意点ですが、洋封筒に便箋を入れる際には、書き出しが上になるようにして便箋を四つ折りにします。封筒の表側から見て、文章の書き出しが右上側、便箋の角が重なる部分が左側になるようにして入れるようにします。封をする際には、のりでつけるのが基本です。セロテープやシールなどでとめることは、原則マナー違反ですので、避けるようにしましょう。

 

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