卒業祝いの例文とマナーと書き方

卒業祝いとは、祖父や祖母、両親から孫や子ども、家族の兄弟や姉妹、さらには親族の甥や姪に送るいわばプライベートなものと、卒業式や卒園式などの式典に送るような公的なものの2種類が主にあります。そこで、このプライベートなものと公的なものの例文についてポイントと文例についてです。

 

まず、卒業祝いを送る際に誰に対して贈るのかということがポイントとなります。たとえば、学校の卒業式であれば卒業生全体にあてて送る場合と、卒業生の中でも個人にあてて送る場合があります。

 

学校の卒業生全体にあてる場合であれば、卒業式で内容を披露される場合があるということを考えなければなりません。たとえば、「平成○○年度の卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます。」と文の出だしになるでしょう。

 

そして、卒業生だけでなく、その保護者に向けても、「保護者の皆様にも、心よりお祝いを申し上げます」という文になります。

 

あとは、締めの言葉として

「学校で学んだことを活かして人生をしっかりと一歩一歩、歩んで行ってください」などの将来に向けた言葉を入れたり、「この先、たくさんの困難や大きな壁にぶち当たることがあっても、学校で学んだことを活かし、何事にもひるまず、夢に向かって突き進んでください」などの夢をテーマとして、大きな未来を期待するような言葉もあればよいでしょう。

 

次に、卒業生個人にあてたものについていわばプライベートな内容になりますが、ますは、「卒業おめでとう」という言葉になりますね。

 

そして、新しく中学校や高等学校にあがるということになるのであれば、「4月から新しい学校に入り、ますます大人へと近づいていきますね。」などの送り先の成長に関した言葉を入れてもよいです。

 

また、卒業をして社会に出るということになった卒業生に送るということなのであれば、「卒業おめでとう。4月から大人の仲間入りなのですね。社会人として、自覚をもち、何事にもあきらめずに取り組んでってください。」などの将来に期待を持つような言葉をいれるのもよいでしょう。以上が簡単な例文となっています。

 

次は、具体的な相手に向けた例文ですが

祖父や祖母から孫へ送る例文であれば、「卒業おめでとう。 中学校生活3年間、よくがんばりましたね。 次に始まる高校生活に向けてしっかりと準備をし、高校生活が始まったらしっかりと勉学に励み、元気で頑張ってください」などがあります。父や母から子どもへ送る例文であれば、父や母から子供へとなると比較的身近な人へ贈る例文となります。

 

「卒業おめでとう。これまでの、3年間、○○の頑張りをお父さんもお母さんもよく見てきました。高校生になっても中学生で学んだことを活かし、自分らしさを忘れず、大きな夢へと突き進んでください。お父さんもお母さんも○○を応援しています。」などの例文になります。

 

これらは、基本的に親族の子どもや孫、親しい友人の子どもなどに向けて送る卒業祝いの例文となっています。基本的には、書きたいこと、楽しいこと、伝えたいことを書けばよいのですが、使ってはいけない言葉というものも存在するのです。

 

それは、そもそも口にすることを良しとしないような言葉や、イメージを悪くさせたり、嫌なことを連想させるような言葉、卒業の取り消しを連想するような言葉は、できるだけ控えたほうがよいのです。

 

たとえば、「やめる」という社会人になってから仕事をやめるなどや、進学先の学校をやめるなどを連想させるような言葉、「失う」という社会人となり仕事や職を失うなどや、進学して自分の夢を失うなどのようなものを連想させたり、「終わる」のような、物事を終わってしまうようなものを連想させてしまうなど、これらのようなよくないイメージを連想させてしまうような言葉は、祝い事全般を含めてですがあまり使用することはおすすめしません。

 

あくまで、祝いの言葉でありますので

将来を期待するような言葉であったり、社会に出ることを応援するような言葉を使用することが望ましいでしょう。

 

次は、おすすめとする言葉についてですが

やはり「おめでとう」は必ず使用する言葉ですが、ほかにも学校生活について「よくがんばったね」やこれからの学校生活を応援するような「夢に向かって一歩一歩しっかりと歩んでいってください」などの将来を期待するような言葉などが言葉として使用しやすいものなのではないでしょうか。

 

このように、卒業祝いの言葉や例文にはさまざまなものがありますが、やはり送る相手にとってどのような言葉を受け取ると喜ばれるのか、また正しい言葉を使用されているのかなどが贈る側として重要になってきます。

 

しっかりと相手のことを考えて相手の気持ちが前向きになるように応援するような言葉を贈ることで、受け取った人は、気持ちは元気になりますし、もっと頑張ろうと思えるのです。なので、卒業祝いのみならず、祝い事の文章はしっかりと考えて送ることが大切なのです。

 

卒業に関する書き方など色々な書き方は下記の記事も参考になります♪
タイトル:卒業の手紙の書き方

イベント企画書の書き方例

  1.イベント企画書とは 2.企画書の書き方について 3.企画書の書き方のポイント   イベント企画書とは ...

書面決議による取締役会議事録の書き方について

  株式会社において 取締役会で行われる会議と決定は会社の運営方針を決定する最高機関となります。法律でも最低3ヶ月に一度は開催することが義務付けられて...

講師依頼書の書き方

講師依頼書については、その書き方の前に、どの様な講演会を開催するのかというのが最初のネックになってくるのではないでしょうか。講演会と言っても、その開催方法は千差万別で、それ...

車の軌跡図の書き方

軌跡図をきちんと書くことによって内輪差を把握することができ、事故を未然に防止することができます。   1.軌跡図を書いて内輪差を把握 2.正...

アンケート調査報告書の書き方

個人主導で行うこともあれば、会社や専門業者が主導で行うこともあるのが、消費者やサービス体験者などに感想を述べてもらったり点数形式で評価を付けてもらうアンケート調査であると言...

応募の書き方

人生に深くかかわっていくことになる書類といえば、履歴書などがあげられます。また、転職を考えたことがある人は、職務履歴書も必要になってきます。この二つが必要になる場合、二つそ...

お願い・要求・要望の言葉の例文と書き方

何かを頼むときに使うことが多い言葉には、お願い、要求、要望などがあります。それらは同じ意味を持っているように感じますが、ほんの少し違いがあるということです。なので、きちんとそのこと...

キューシートの書き方

キューシートとはテレビ番組などにおけるタイムテーブルを個別に、番組の始めから終わりまで記した書類のことで、テレビ局やラジオ局などで主に用いられています。滞りなく放送を行うた...

寄付のお礼状の書き方

ビジネスシーンやその他団体などで寄付をしてもらったことに対してのお礼状の書き方、これは頻繁にあるものではありませんので、難しいと感じる人も多いでしょう。ここでは寄付をしても...

「所存」の意味と例文と書き方

「所存」という表現は企業における取引先への挨拶など、ビジネス文書の中では良く使われる言葉です。しかし、その本来の意味を熟知して使用している人はどれだけいるのでしょう。 &nb...

スポンサーリンク