祝辞の書き方

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小学校や幼稚園などのPTA会長になった場合に、学校・園内の各行事において挨拶をする場面が数多くあるでしょう。入学式や卒業式など大事な場面での挨拶を考えるのはとても大変ですし、また言葉選びなどもなかなか難しい。そんな厳かな雰囲気の中でも、礼儀正しく、また心にのこるような感動的な「祝辞」の書き方についてご紹介いたします。

 

  1. 1.祝辞の書き方の基本について
  2. 2.よい祝辞のポイント
  3. 3.聞いて印象に残るスピーチの基本
  4. 4.季節の時候と例文をおさえておく
  5. 5.学齢や立場によって言葉を選ぶ

 


祝辞の書き方の基本について

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卒業生・入学生への「祝辞」とは卒業生や保護者へむけてのメッセージと考えましょう。こうしたメッセージは個人にあてるものではなく、生徒・保護者・先生また学年全体・学校全体へ送るメッセージで、生徒・先生・保護者の3者の様子がどんな感じであったのかを客観的な立場から話しをするといいでしょう。

 

ですから、その学年のカラーを引き出すようなエピソードや行事などにおいての前向きな話題を盛り込むことも重要です。そうすることで、校長先生や保護者代表のあいさつとかぶらない内容にもなります。あと大切なことはエピソードをいくつかに絞りこんでまとめること。

 

各行事などで感動したこと、それに対する言葉を盛り込んでいくと、思っている以上に内容が長くなるものです。読んでいる方が長いと感じるならば、聞いている方はもっと長いと感じてしまいます。長々といつ終わるかわからないような長い祝辞は、生徒たちや保護者に内容を聞いて、覚えてもらいにくいですし、退屈してしまうだけの時間にもなりかねませんから、注意しましょう。

 

やはり、せっかく考えたからには、少しでも感動を与えたいですし、話した内容を一つでも覚えて帰っていただけると、作った側にとってはなおうれしいことです。では心に残るような感動的な祝辞を考えて読み上げるポイントをお伝えします。

 


よい祝辞のポイント

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生徒や保護者にとって聞きやすい祝辞のポイント、一つ目は「マナーをわきまえた失礼のない言葉で親しみを込める」少し難しいことかもしれませんが、まずマナーをわきまえているということは、「言葉づかい」にあたります。敬語や慣用句が適切に使われていることが大事です。

 

ここで使い方などを間違えていると、保護者や先生方などから白い眼で見られてしまうこともありますし、自分自身も大の大人として恥じをかいてしまいますので、しっかりとおさえておきたいポイントです。

 

また「親しみを込める」ということについては、これは言葉をカジュアルにくだけさせることではありません。祝辞に盛り込むエピソードやたとえの表現を使うとき、生徒をはじめとするどんな方にもわかりやすい内容を盛り込むということです。いい例の代表では、スピーチの達人で知られる故スティーブジョブズ氏の自身の大学の卒業式のスピーチです。

 

お祝いの言葉だけではなく、自身が感じた、学校へ行けることのありがたさや、学ぶことの大切さ、仲間が居ることのありがたさなどが盛り込まれています。またこれ以外にも、生徒や保護者など、子どもも大人も印象に残りやすいエピソードとてしては、その年におこった出来事を交えます。

 

また、ノーベル受賞学者などの功績につながったこれまでの生き方、もしくはついてこれまでのヒット映画やドラマなどの中から、広く知られているようなセリフや歌の中から話を導き出したりしてもいいですし、その年の流行語などを用いて話すのもいいでしょう。流行語の場合は内容が「くだけすぎない」、聞いている方が不快にならないように心がけて使うようにしましょう。

 


聞いて印象に残るスピーチの基本

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またこれ以外のスピーチでもジョブズ死のスピーチでよいところは、内容を3つなら3つと最初から絞って話すところ。強調させたい部分の話は声のトーンを上げたり、間をとったりするところです。よく結婚式のあいさつでもありますよね。「結婚に必要な袋が3つあります・・・。」というような決まり文句が。

 

「3つ」なら「3つ」と最初にいうことで、一つ一つの内容が頭に入ってきやすいですし、一つ一つの内容に区切りがつけやすくなるのです。「強調させたい部分で声のトーンを変える」というのは普段からスピーチなれしていない、われわれ日本人にとっては難しいかもしれません。

 

たとえば「中学校に入ったら、小学校にはない時間がありますね、それは部活の時間です」とこんな文章があったとします。中学校に入ったら「部活」が始まる、この「部活の時間です」とその前後にある文章との声のトーンを少し変えてみると耳や頭に入ってきやすくなります。

 

また「間」をとって話すということに関しては、先ほどと同じ文章でたとえると「中学校に入ったら小学校にはない時間がありますね」のところで一息ついてみます。そして「それは部活の時間です」というと聞いている側にも一瞬ではあるのですが「なんだろう?」と考えさせる時間ができますし、「それは部活の時間です」といった後に、印象に残りやすくなります。

 


季節の時候と例文をおさえておく

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これまで、アメリカのスピーチの例も交えてお話ししましたが、日本では祝辞では一般的には季節の挨拶から始まる形が多くみられます。これはみんながそうしているから、そうしなければいけないというものではなく、やはり季節の挨拶から始まる形だとあとあと文章が進みやすくなるからです。卒業式や入学式などのかしこまった場面では時候の挨拶を用いると前後の文章のつながりがスムースになります。

 

卒業式が多く行われる「3月」では「上旬」「中旬」「下旬」と時期によって季節や自然環境なども少かわります。3月の時候のあいさつ一例では「早春の候」「春分の候」「春暖の候」、また「風はまだ寒く・・・」「日増しに暖かさを増し・・・」「小川の水もぬるみ・・・」など一般的な例文があります。これらは手紙などにもつかえますので、いくつか覚えておくとよいでしょう。

 


学齢や立場によって言葉を選ぶ

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最後に幼稚園・小学校・中学校・高校、においては生徒の年齢が全く違いますし、感性なども年齢がいくにつれて変わってきますので、その場所によって、式に出席されている生徒の学齢にあわせた言葉選びが大切です。

 

たとえば小学校の卒業式などですと、6年間という長い年月を経て、卒業を迎えたということで、6年前と今では非常に大きな成長過程をなしとげているわけですので、6年間を一つ一つさかのぼるようなエピソードを話す。

 

中学校ですと感受性の豊かな思春期において、さまざまな考えや刺激に触れ、同じ時間を友人たちと共有することの大切さなどをポイントに話していくと心の琴線に響くものがあるかもしれません。

 

祝辞の書き方など色々な書き方は下記の記事も凄く参考になります♪
タイトル:卒業式祝辞の書き方

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