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毎年3月には全国の学校で開かれるのが卒業式ですが、どの式典にも必ず必要なのが卒業式祝辞です。
卒業式の祝辞とは
1つの式典で、校長先生やPTA会長、地域の議員や首長等何人もの人が行うため、内容が重複することも考えられます。そのため、中には誰とも内容が被らないようにオリジナリティを追及して文面を考える人もいるでしょう。
しかし、あまりにも突飛な内容だとお祝いの気持ちが伝わらなかったり、他の出席者からの顰蹙を買ってしまう恐れもあります。そのため、オリジナリティを出すにしても一定の書き方を踏まえて構成しなければいけません。
3つの挨拶とは?
まず、基本として押さえておかなければいけないのが、卒業式祝辞に入れるべき3つの挨拶です。一つ目は、卒業生やその保護者に対するお祝いの気持ちを伝える挨拶です。もちろん祝辞である以上当たり前の内容ではあるのですが、
普通の祝辞とは異なり長い学生生活を修了したことに対する労いの気持ちを含めたお祝いであることを忘れてはいけません。また、お祝いの気持ちを伝えるために、偉人のエピソードや故事成語等、学生たちの心に響く贈る言葉を含めることで一層印象深い祝辞となります。
二つ目は、保護者や関係者に対する感謝の気持ちを伝える挨拶です。卒業式の主役はあくまで学生たちですが、そこに列席している保護者達も、学生たちと同じくらいその学生生活に対する思い入れを持っていることは言うまでもありません。
学生たちが無事卒業できるのは、陰で支えてくれた保護者たちがいたからこそであり、卒業式の場でその努力に感謝することは必然と言えます。また、その感謝を学生たちの前で伝えることによって、学生たちが自分の保護者に改めて感謝の気持ちを抱くことへのきっかけとなり、その点でも卒業式祝辞に保護者や関係者への感謝の気持ちを含める意義があります。
三つめは、学生生活について触れ、その思い出を振り返るための挨拶です。これは、運動会や修学旅行等の学校行事に限らず日々の学生生活について改めて学生が振り返ることで、忘れていた記憶を思い出させ、卒業式後に友人たちと思い出話を花を咲かせるきっかけになります。
また、保護者や関係者にとっても、学生たちが学校でどのような生活を過ごしてきたのかを感じさせることができ、卒業まで支えて来て本当に良かったと感じさせることができます。最後に、卒業生の今後の活躍を期待し応援するための挨拶です。
卒業後には、新しい学校への進学や社会人として就職することになりますが、学生たちの多くは夢や希望を抱いている一方、不安を抱いていることが多いです。そのため、人生の先輩として最後に応援の言葉を投げかけることで、不安を解消してあげる必要があります。
また、卒業することで浮ついた気持ちでいる学生も中にはいますが、そういった学生の気持ちを引き締め、まだまだ頑張らなければいけないんだと自覚させることができます。以上、3つの挨拶を含むことが、
卒業式祝辞の書き方としては基本となりますが、これだけではありきたりな内容となってしまい、学生たちにどこかで聞いた話だとしか思われない可能性があり、ここから一工夫する必要があります。
オリジナルのフレーズを入れる
他の人の祝辞とは異なる、オリジナリティを持った祝辞にする方法の一つとしてインパクトある短いフレーズを繰り返すことがあります。これは、別に自分で考えたものでなくても構いません。例えば、海外の大学での卒業式祝辞には有名人が起用されることが多々あります。
彼らの祝辞の中には非常に心を動かす名言が含まれていることも多く、これを拝借するのです。もちろん、英語で言われたものであれば、それを日本語に訳して説明する必要もありますし、誰が発したフレーズであるのかも明らかにしなければいけません。
しかし、こういった名言は、大人であれば誰しもが知っている場合もありますが、学生たちの間では意外と知名度が低いことがあります。そういった名言を上手く取り入れることで、学生たちの心を揺さぶる祝辞が完成することができます。
もちろん、理想としては自分が名言を考え、学生たちに伝えることができればいいのですが、誰でも簡単にそのようなフレーズを考え出すことはできません。毎年のように祝辞を頼まれる人にとってはなおさらでしょう。しかし、学生たちに伝える上で大事なのは、誰の言葉ではなくどのような言葉を伝えるかです。
他の人が考えた言葉であっても、それを明らかにした上で学生たちに伝えれば、人生を歩む上で大事な考え方をきちんと伝えることができ、結果として非常に魅力ある祝辞となります。拝借する名言を世間的にあまり有名でないものとすれば、オリジナリティを高めることも可能です。
卒業式祝辞の書き方の重要なポイント
しかし、卒業式祝辞の書き方を考える上で大事なのは、その内容だけでなくその長さも含まれてきます。なぜなら、どのように立派な内容であっても、祝辞の内容が冗長であれば学生たちの気持ちは感動的なものからうんざりした気持ちに変わり、
最終的にはいつ祝辞が終わるのかに意識が向いてしまいます。もちろん、祝辞を送るという関係は一期一会であり、出来るだけ多くの内容を詰め込んで、学生たちに多くのことを伝えたいと思う人もいるでしょう。しかし、ある程度の長さを超えると、その気持ちは空回りするだけです。
そのため、祝辞を書いた後に、一度自分で読んでいるところを録音して自分で聞いてみるのがいいでしょう。そうすれば、自分が聞き手に回ることができ、客観的に長さを評価することができます。理想としては、3分から5分程度の長さと言えます。
もちろん、自分以外に何人祝辞を述べる人がいるかによって、この時間は長くなったり短くなったりしますが、目安としては5分が限界と考えておく必要があります。中には、祝辞を書いた枚数を基準にする人もいるでしょう。
しかし、本番で緊張してしまい、想定以上に早く祝辞が終わってしまう可能性もあります。もちろん、短すぎても印象てしては良いものとならないため、自分で祝辞を読んでみた時間を基準に構成を感がるのが卒業式祝辞の書き方のコツと言えます。
以上のように、卒業式祝辞の書き方について押さえておきたいことをまとめましたが、初めて書くときはやはり簡単ではありません。そのため、以前卒業式祝辞を書いたことがある人にその内容を見せてもらい、その書き方を真似ることで、基本的な祝辞を書くことができます。あとは、そこに少し自分なりの言葉を付け加えることで立派な祝辞となります。
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