3月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方
-
お礼状の書き方:2月
1.お礼状の書き方で大切なことを知っておく 2.その月の時候の挨拶の例文 3.頭語と結語を利用することが大切 4.前文と結びの文章があ...
-
企業の手紙の書き方:最初
企業から手紙を書く際には、会社のイメージというものをよくも悪くもしてしまうことにつながるため、色々なところで注意をしなければならないものです。 ...
-
出来高総括内訳書の書き方:建築工事
会社員の多くの人は、地方のお仕事や工場などでのお仕事でない場合、電車やバスを利用されているでしょう。この場合、会社に提出する通勤届けは「最短でもっとも安く、会社に通える通路...
-
園の便りの書き方
園の便りは保護者と先生をつなぐ有効なものです。そのため、お便りをしっかり読んでいる保護者も多いです。そのお便りが微妙だとせっかくの信頼関係が悪い方へと行きかねないというぐら...
-
退職した人の手紙の書き方
勤務していた会社から退職することになった時は、上司や同僚に対してこれまでお世話になったことへの感謝やお礼の気持ちを伝えることがあるでしょう。送別会の席や退職する日の挨拶等で...
-
統一感のある文章の書き方
文章を書いている途中、いつの間にかタイトルとは違う内容のことを書いていることはありませんか? また、書きたいことがたくさんあり、思いつくままに書いて、結果読み手に「結局何が言いたい...
-
就活の封筒の書き方:採用担当
就活中は就職を希望する企業に対して書類を送ることがあるでしょう。例えば履歴書や資料請求の書類を送ることがありますが、受け取った相手企業に対して失礼のないような書き方をし...
-
移転式典出席者への御礼状の書き方
1.式典の案内 2.案内状を書くときの注意点 3.式典が終わったら 4.案内状や御礼状の書き方のまとめ 5.御礼状を出すタイミング...
-
キレイな字の書き方を身につけよう
パソコンが普及している最近ですが冠婚葬祭の記帳や、履歴書など手書きで字を書く機会もまだまだ多いと思います。文字が美しいと第一印象も変わります。 綺麗な字の...
-
寄付の依頼文の書き方
学校の運営というのは、もちろん国などからの補助金というものもあれば、他からのお金というものもあるわけですが、中でも必要不可欠なのは寄付金というものの存在です。 &nb...

手紙やメールを出す際には、時候に応じた挨拶を適切にいれることで、ずいぶんと印象が良くなるだけではなく顔の見えない相手への気遣いが伝わるようになります。今回は、まず、3月の挨拶で用いることが出来る改まった場合の例文を紹介します。
書き出しの場合には
「枯れ草の間に緑も鮮やかに萌え出る候」とすれば緑が出始めている季節感を感じさせられますし、「春光天地に満ちわたる候」ならば、春の光が柔らかく降り注ぐさまを伝えられます。
また、「春寒ようやくゆるむ候」なら春でもまだ早春の寒さがこれまで続いていたことを示すことが出来ます。一方、「春暖快適の好季節」ならば、春らしい暖かい日であり気持ちのいい頃を表現できます。
「浅暖の候」なら、まだ暖かさがまだ浅い程度であることを表現できるので、素敵な響きの書き出しになります。ビジネスの場合には、良く用いられるのが、「早春の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。」とすれば、早春の磁気ですが、相手方の会社の繁栄を思う気持ちが表現できるので、丁寧さがあります。
また、「春分の候、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」や「浅春の候、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。」としても誠意が伝わる文頭になります。
仲春は陰暦二月の別称ですので
「仲春の候」で始まっても良いでしょう。「春風の候、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。」とすれば、春らしい風を表現出来た上で、活躍をしていることを喜ぶ気持ちを示せます。
3月20日または21日が、春分の頃になるので、「春分のみぎり、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。」として具体的な時期をあらわす言い方も適していますので、3月の挨拶に適しています。
さて、次は3月の挨拶で親しい間柄の場合に用いることが出来る例文を紹介します。「ようやく春めいてまいりました。皆様、お元気ですか。」とすれば、文頭に季節の移ろいを入れることが出来て、楽しみにしていた気持ちが示せ、その上で相手の健康を気遣うことが出来ます。
春は雨も続くこともあるので
「一雨ごとに暖かくなってまいりました。皆様、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。」とすれば、より暖かくなってきているものの、変わりはないですかという気持ちを示せます。
同様に、「日一日と暖かくなってまいりますが、お体の具合はいかがでしょうか。」とすれば、暖かくなって来たものの、病気や不調だった方にはその後の体調を気遣いする気持ちが折り込めます。
具体的に季節感を感じさせるなら
植物を用いるのも優しい印象になりますので、「菜の花畑が目に浮かびます。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。」とすれば菜の花のイメージが浮かぶようになるでしょうし、3月の挨拶で良く用いられるのが、桜ですので「桜の開花予報が気になる今日この頃、お変わりなくお過ごしですか。」とすると桜の開花を心待ちにしている気持ちを伝えた上で、相手の状況を伺うことが出来ます。
また、実際に桜を見た上で「桜の蕾も膨らみ始めていますが、お子さんの入学準備はもうお済みでしょうか。」とすれば相手のお子さんの入学があることを心得た上での内容になっているので、相手に誠意が伝わる文頭になります。
寒さが緩み始めた頃なら「寒さもやっと少しはゆるんできたようですが」と入れても良いですし、春と言ってもまだまだ寒い日があるので、「春まだ浅い今日このごろでございますが」としても良いです。
同様に、「春というのに寒い毎日がつづきますが、お元気でお過ごしでしょうか。」とすれば、春とは言え寒い日が続くので相手への気遣いを表現できます。また、遠く離れた相手であれば、「気まぐれな天気がつづきますが、貴方の地方ではいかがですか。」書けば、こちらの天気と相手の気候を伺うことが出来ます。
「このところ急に春めいてまいりましたが、東北地方ではいかがでしょうか。」とすれば、同様に手紙やメールを書いている人の天候を書いた上で、相手の地域の天候を伺うことが出来ます。
3月の挨拶では啓蟄を用いることも良くあります。
「虫たちが土の中からはい出る啓蟄の季節になりましたが」とすると、だんだんと春が近づいて虫たちが這い出る時期になったという啓蟄で季節感のある書き出しになります。暖かくなってからは、「木々が芽吹き始め、春霞の日もありますね。」とすれば、春の独特の息吹を感じさせるイメージが湧いて来るでしょう。
このように3月の挨拶は、季節感を感じさせる具体的な言葉や花、気象にも素敵な言葉がたくさんあります。それぞれの状況を思い描いて相手方に相応しい書き出しの言葉を入れて、手紙やメールを出してみるとより気持ちの込められた内容になり、相手にも穏やかな気持ちになってもらうことが出来ます。
手紙やメールは相手の顔を見ることが出来ないツールですが、書き出しに注意をして書いていくとこんなにも素敵な文頭に仕上がります。真心が伝わる手紙やメールを例文を参考になさって出してみてはいかがでしょうか。
他の挨拶の情報を知りたい方は、こちらもご覧ください。
タイトル:3月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方