3月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方
-
小学校の連絡帳:早退の書き方
小学校に子どもが通っている場合、病気や怪我などで学校を欠席する場合は無断で休まず必ず連絡をしなくてはいけません。欠席の連絡は、連絡帳に書いて担任の先生に伝えます。 &...
-
お礼状の書き方:2月
1.お礼状の書き方で大切なことを知っておく 2.その月の時候の挨拶の例文 3.頭語と結語を利用することが大切 4.前文と結びの文章があ...
-
新年会の次第の書き方
1.新年会の意義 2.新年会の司会の役割 3.式次第の書き方 新年会の意義 新年会は、新しい年の始...
-
葬式のお花代が現金の場合ののし書き方
葬儀に参列する場合、すぐに香典にことは頭に浮かびますが、「お花代」を耳にすることもあるでしょう。「香典」と「お花代」は仏式において別のものです。香典は線香や抹香のように、死...
-
「ひとえに(偏に)」の意味と例文と書き方
ひとえに、という言葉は一重に、と書きます。これは唯一、という意味です。使う場面は二種類あります。ずっとその状態である、ということや唯一その理由しかないことを強く主張する場合です。 ...
-
賞与査定表の書き方
1.賞与査定表とは何か 2.賞与査定表で注意しておくこと 3.賞与査定表の書き方 4.仕事内容を書き出す 5.視点を変えて自分の仕...
-
AED講習案内文書連絡の書き方
人間は事故や病気によって突然、心臓が正常に動かなくなる事があります。心臓が停止してしまうと、早く正常に動かす必要があります。心臓の細動が再開するまでの時間が短ければ短いほど...
-
結婚 祝いの書き方
祝儀袋の選び方や表書きをどのようにしたらよいのか自信がないという方もいらっしゃるでしょう。祝儀袋は文具を扱っているお店で買うことができますが、さまざまなものがあります。 ...
-
「お心づくし」の意味と例文と書き方
お心づくしという美しい日本語があります。真心や好意がこもっていることと、人の親切な行為をさす場合とがあります。多くの場合、相手の好意ある配慮に対して、感謝の気持ちをあらわす言葉とし...
-
入学の辞退届の書き方
入学の辞退届を書く場合、まず書く前の心構えが問われます。書く人のバックグランドに応じて書き上げることが大切になってくるからです。 1.入学辞...

手紙やメールを出す際には、時候に応じた挨拶を適切にいれることで、ずいぶんと印象が良くなるだけではなく顔の見えない相手への気遣いが伝わるようになります。今回は、まず、3月の挨拶で用いることが出来る改まった場合の例文を紹介します。
書き出しの場合には
「枯れ草の間に緑も鮮やかに萌え出る候」とすれば緑が出始めている季節感を感じさせられますし、「春光天地に満ちわたる候」ならば、春の光が柔らかく降り注ぐさまを伝えられます。
また、「春寒ようやくゆるむ候」なら春でもまだ早春の寒さがこれまで続いていたことを示すことが出来ます。一方、「春暖快適の好季節」ならば、春らしい暖かい日であり気持ちのいい頃を表現できます。
「浅暖の候」なら、まだ暖かさがまだ浅い程度であることを表現できるので、素敵な響きの書き出しになります。ビジネスの場合には、良く用いられるのが、「早春の候、貴社ますますご繁栄のこととお慶び申し上げます。」とすれば、早春の磁気ですが、相手方の会社の繁栄を思う気持ちが表現できるので、丁寧さがあります。
また、「春分の候、皆様ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」や「浅春の候、皆様お元気でお過ごしのことと存じます。」としても誠意が伝わる文頭になります。
仲春は陰暦二月の別称ですので
「仲春の候」で始まっても良いでしょう。「春風の候、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます。」とすれば、春らしい風を表現出来た上で、活躍をしていることを喜ぶ気持ちを示せます。
3月20日または21日が、春分の頃になるので、「春分のみぎり、皆様にはお健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。」として具体的な時期をあらわす言い方も適していますので、3月の挨拶に適しています。
さて、次は3月の挨拶で親しい間柄の場合に用いることが出来る例文を紹介します。「ようやく春めいてまいりました。皆様、お元気ですか。」とすれば、文頭に季節の移ろいを入れることが出来て、楽しみにしていた気持ちが示せ、その上で相手の健康を気遣うことが出来ます。
春は雨も続くこともあるので
「一雨ごとに暖かくなってまいりました。皆様、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか。」とすれば、より暖かくなってきているものの、変わりはないですかという気持ちを示せます。
同様に、「日一日と暖かくなってまいりますが、お体の具合はいかがでしょうか。」とすれば、暖かくなって来たものの、病気や不調だった方にはその後の体調を気遣いする気持ちが折り込めます。
具体的に季節感を感じさせるなら
植物を用いるのも優しい印象になりますので、「菜の花畑が目に浮かびます。皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。」とすれば菜の花のイメージが浮かぶようになるでしょうし、3月の挨拶で良く用いられるのが、桜ですので「桜の開花予報が気になる今日この頃、お変わりなくお過ごしですか。」とすると桜の開花を心待ちにしている気持ちを伝えた上で、相手の状況を伺うことが出来ます。
また、実際に桜を見た上で「桜の蕾も膨らみ始めていますが、お子さんの入学準備はもうお済みでしょうか。」とすれば相手のお子さんの入学があることを心得た上での内容になっているので、相手に誠意が伝わる文頭になります。
寒さが緩み始めた頃なら「寒さもやっと少しはゆるんできたようですが」と入れても良いですし、春と言ってもまだまだ寒い日があるので、「春まだ浅い今日このごろでございますが」としても良いです。
同様に、「春というのに寒い毎日がつづきますが、お元気でお過ごしでしょうか。」とすれば、春とは言え寒い日が続くので相手への気遣いを表現できます。また、遠く離れた相手であれば、「気まぐれな天気がつづきますが、貴方の地方ではいかがですか。」書けば、こちらの天気と相手の気候を伺うことが出来ます。
「このところ急に春めいてまいりましたが、東北地方ではいかがでしょうか。」とすれば、同様に手紙やメールを書いている人の天候を書いた上で、相手の地域の天候を伺うことが出来ます。
3月の挨拶では啓蟄を用いることも良くあります。
「虫たちが土の中からはい出る啓蟄の季節になりましたが」とすると、だんだんと春が近づいて虫たちが這い出る時期になったという啓蟄で季節感のある書き出しになります。暖かくなってからは、「木々が芽吹き始め、春霞の日もありますね。」とすれば、春の独特の息吹を感じさせるイメージが湧いて来るでしょう。
このように3月の挨拶は、季節感を感じさせる具体的な言葉や花、気象にも素敵な言葉がたくさんあります。それぞれの状況を思い描いて相手方に相応しい書き出しの言葉を入れて、手紙やメールを出してみるとより気持ちの込められた内容になり、相手にも穏やかな気持ちになってもらうことが出来ます。
手紙やメールは相手の顔を見ることが出来ないツールですが、書き出しに注意をして書いていくとこんなにも素敵な文頭に仕上がります。真心が伝わる手紙やメールを例文を参考になさって出してみてはいかがでしょうか。
他の挨拶の情報を知りたい方は、こちらもご覧ください。
タイトル:3月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方