5月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方
-
「恐縮です」の意味と例文と書き方
恐縮、という言葉を使うこともありますが、この言葉の意味は、文字に書いたときのとおり、恐れから身がすくむような状態のことを意味しています。恐縮です、という言葉と同じような意味を持った...
-
年賀メール(職場の上司宛)の例文とマナーと書き方
年が明け、新たな一年のスタートを気持ちよく切るにあたり、新年の挨拶は社会人としてのマナーに沿った、しっかりしたものにしたいものです。新年の挨拶と言えばハガキの形...
-
結婚 祝いの書き方
祝儀袋の選び方や表書きをどのようにしたらよいのか自信がないという方もいらっしゃるでしょう。祝儀袋は文具を扱っているお店で買うことができますが、さまざまなものがあります。 ...
-
お中元のお礼状の書き方:8月
日頃お世話になっている相手や上司、取引先などにあてて贈るお礼の品やご挨拶の品であるお中元。お中元をいただいたらお礼状を出すのがマナーです。なるべく早く出すようにしましょう。...
-
例文の書き方
例文は、閲覧する方が作文の参考にする文書です。作文は老若男女問わず生活の様々な場面で必要なものですし、作文の機会があると、しっかりした文書を書きたいと思うでしょう。その需要...
-
WEB上の規格書の書き方
最近、食品業界では、その製品の性質を示す製品規格書をWEB上で管理していこうという動きが高まってきております。 現在も多数の顧客を抱えているWEB上の規格...
-
合宿のお礼状の書き方
1.お礼状は誰に出せばよいのか? 2.お世話になった関係者にお送りする場合 3.合宿で指導してくれた方に送るお礼状は? 4.個人宛と、...
-
伝えたいと思うことをしっかりと伝える能力を身につける
1.ネットワークに繋がる環境さえあれば 2.今回は、そんな文章の書き方に関して 3.その次に重要なポイントとしては 以前と比...
-
年賀状の宛名の書き方
年賀状を会社の上司、同僚、部下などに書くときにはいろいろと気をつけて書かなければいけないということを知っておくことが大切です。特に宛名やお祝いの言葉の書き方を間違えてしまう...
-
念書の書き方:お金
物やお金の貸し借りを行ったさいに記録として紙に残しておくものはさまざまあります。しかし、いずれも契約事になるとそれらに見合う書式を作る必要もあり収入印紙などを貼る必要がある...
手紙やメールの文章を書く時に、まず書き出しからどんな風に書けばいいのか悩んでしまう人も少なくないものです。そんな時にとても役立つのが時候に関する言葉を文頭に用いることで、自然に浮かびやすくなるのでぜひ活用してみましょう。
今回は、5月の挨拶で文頭をどんな風にするかを紹介して来ます。
まずは、改まった相手への手紙やメールで5月の挨拶をする場合の例文です。5月5日か6日の立夏の頃になれば「立夏のみぎり、皆様お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。」とすれば暦の上では夏を意味していることを伝え、相手が健やかでおられることを喜んでいますと表現が出来ます。
ビジネスでは
「薫風の候、貴社益々ご繁昌の由、心よりお慶び申し上げます。」や「新緑の候、ご健勝にてお過ごしのこととお慶び申し上げます。」とすれば、5月の挨拶をまずした上で、相手の会社やお店に対しての丁寧な文章を入れられます。
書き出しには
「軽暑の候」「暮春の候」「葉桜の候」「晩春初夏の候」「惜春の候」「万緑の候」「風薫る季節」「晩春の季節」など5月は季節が移ろい感じる変化も色々あるので、このように事欠かないほどあります。
また、「若葉のみぎり、皆様ご清祥のこととお喜び申し上げます。」と書くのは、5月の前半ごろまでが適しています。それから5月の後半になれば、「青葉のみぎり、お健やかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。」とするとより最適な文頭になり季節感を感じさせるものになります。
一方、親しい間柄の場合の例文です。
5月は爽やかさを感じる季節なので、「さわやかな季節となりましたが、毎日お元気でご活躍のことと思います。」とすればより季節を感じさせる書き出しになります。同様に、「吹き抜ける風がなんとも心地よく感じる今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。」とすれば心地よい風が吹く時期になっているけれど、変わりなく過ごしていますかという気持ちを伝えられます。
具体的に「八十八夜も過ぎ、夏の訪れを感じるころとなりました。」とすれば、初夏の陽気を感じさせる頃になっていることをありのままに表現できます。「木々の緑が目にまぶしい今日このごろとなりましたが、お元気でお過ごしのことと存じます。」ならば、新緑が濃くなっている時期を表現できます。
また、俳句を盛り込んで「目に青葉山ほととぎす初鰹の句が浮かぶ季節ですが、お健やかにお過ごしでしょうか。」とすると、何とも言えない情感まで表現できるようになります。
思いがけなく暑さが厳しくなる日差しを感じる時には、「まるで夏を思わせるような陽気です。」としても良いですし、「日中は汗ばむほどの陽気となり、夏のもうすぐということを実感する季節になりました。」と実際の体感をありのままに文頭に入れても良いです。
端午の節供があるので
「風薫る五月、鯉のぼりが勢いよく泳ぐ季節になりました。」とすればより伸びやかに泳いでいる鯉のぼりの風景が浮かぶようになるでしょう。また、連休後に出すなら「ゴールデンウイークはご家族おそろいで楽しまれたことと存じます。」と相手が楽しく過ごしたことを想像する内容でも明るさがあり印象が良くなります。
同様に、「今年は好天に恵まれたゴールデンウィークでしたね。」とすれば、どこかへ出かけているかいないかに関係なく用いることが出来ます。
心地よい五月晴れの時期ですので、「澄み渡る五月晴れのさわやかな日が続いています。」とその清々しい空の様子を直接書くことで文頭を気持ちよくまとめることも出来ます。
そして、新茶の季節でもあるため、「新茶のおいしい季節となりました。」と書くと香りまで伝えることが出来ますし、藤の花も見ごろになるため、「藤棚の花もゆらゆらと揺れています。」と書くと花の咲いている風景が思い浮かべられるようになります。
他にも、「さつきやつつじが咲き競う季節になりました。」というようにその時期に咲いている花を書き出しに持って来ることも出来ます。それから、雨も近くなって来る頃には、「梅雨の走りでしょうか。この頃は、雨がよく降るようになりました。」とすれば、季節が進んでいることを伝えられます。
このように5月の挨拶では
自然や風景、気象など用いることが出来る数々の言葉があるので、手紙やメールの書き出しで思いつくものには事欠かない月だと言われています。
例文を参考にして相手との間柄に応じて、書き出しの書き方、文頭でのまとめ方を意識した上で手紙やメールを書くことで、より季節感を感じさせる素敵な文章に生まれ変わります。
四季の移ろいを感じながら手紙やメールの文頭を書くようにすることで、より真心を込めた内容にまとめることが出来るようになります。特に、5月の挨拶は色々な相応しい言葉があるので、折り込みやすくなっているので、これから手紙やメールを書く際には意識して、書き出しに注意をして書きてみると良いでしょう。相手にも季節感が伝わる温かな文面になるからです。
他の挨拶の情報を知りたい方は、こちらもご覧ください。
タイトル:5月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方