賞与査定表の書き方
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賞与査定表とは何か
賞与査定表とは賞与の評価を行うために記入する表です。現代では多くの企業がこの表を使って自己評価をもとに賞与の評価をしているようです。自己評価はとても骨の折れる作業であり、また、自己主張の苦手な日本人には特に苦手意識を持っている方が多いです。
どうしても「賞与に関わる」となるとそこだけを意識してしまいがちですが、実は賞与査定表の本質はそれだけではありません。自分の仕事を自己評価することにより、一定期間の自分自身を振り返る機会をつくり、
自ら課題や欠点を見つけて乗り越えたり補ったりする努力や成長を促す狙いもあるのです。会社という組織の中では、常に自分自身の立ち位置を把握して自身の能力を客観視できることが重要になるのです。
賞与査定表で注意しておくこと
自己評価の目的が賞与の査定だけでなく、今後の自身の成長を促すものであるとは言っても、自ら自身の失敗を認めるような内容ばかりでは、最悪給料カットの憂き目にあわないとも限りません。
また、最近では逆に良いことばかり書かれていると誇張したり自己評価がきちんとできない人間であるとの判断をされてしまう恐れもあります。大切なのはネガティブな内容に偏らないように、かつ誇大な表現にならないように意識しつつ、また実際に成し遂げた仕事は自信を持って主張することです。
このために大切なのは、いきなり文章の作成や評価項目の入力から始めないことです。自分が何をして、それはどのような評価になり、改善すべき点があるのかどうかといった順番で一つ一つの段階を経ることにより、誇張が減り、きちんと反省点を書き出せ、かつ自分が成し遂げた内容をもれなく記述することができます。
賞与査定表の書き方
賞与査定表の書き方の大まかな流れとしては、3つの段階に分けられます。一つ目は「仕事内容を書き出す」ことです。査定の対象期間中に自分自身が取り組んだ業務を書き出します。二つ目は「視点を変えて自分の仕事を評価する」です。
書き出した仕事内容について、自分自身の立場での評価はどうか、上司から見た評価はどうか、第三者から見た評価はどうか、について考えてみます。最後に「仕事上の改善点と問題点をまとめて上司に提示する」です。評価だけして終わっては成長には繋がりません。
評価した結果、どう改善したらよいのか、問題が自分だけでは解決できないような内容である場合には上司や同僚などの協力を得る必要があるかもしれません。賞与査定表の書き方の大まかな流れとしては以上の通りですが、以下にそれぞれの段階について順に解説します。
仕事内容を書き出す
ここでは、査定の対象期間中に自分自身が取り組んだ仕事内容を書き出します。この時には、後で整理しやすいように箇条書きで仕事内容をリスト化します。仕事内容をリストにできたら、それぞれの業務を重要度でグレード分けします。この重要度のグレードには2種類あります。
これは、一つの業務であっても「自分にとって重要かどうか」と「会社にとって重要かどうか」は必ずしもイコールで結ばれないことがあるからです。そこで、重要度のグレードを書き込む欄は2列にしておき、それぞれに「自分にとって重要かどうか」と「会社にとって重要かどうか」を考えてグレード分けします。
両者が同じグレードの業務には特に気にする必要はありませんが、極端にグレードに差がある場合には、「自分にとってはやりがいがあるが会社には重要でない業務」か「会社にとっては重要だが自分にとってはやりがいのない業務」であることが示されます。
視点を変えて自分の仕事を評価する
続いて書き出した自分の仕事内容の評価に移ります。このときに大切なのは、自分自身の立場から、上司の立場から、第三者の立場から、の3つの視点で評価することです。こうすることにより、過大な評価やひとりよがりな評価になることを防ぎ、適正な自己評価に繋がるからです。
自分自身の立場から評価する時に、会社から指定されている様式ががある場合には活用します。自分自身の成長に繋げる正確な自己評価と賞与査定に響かない自己評価を行うために、指定の様式を活用する場合には2枚用意して自分用と提出用をするのをお勧めします。
上司の立場から評価する時には、自分が上司だったら自分の仕事ぶりはどう見えたか、期待に応えて責任を果たしてきたかを想像することになります。会社指定の様式があれば活用しますが、ないときには一般に公開されている評価シートのテンプレートを利用します。
実際の様式は会社によって様々ですが、代表的なものとして2種類が挙げられます。一つはエッセイ型の評価シートであり、質問文に対して長文で回答するかたちになります。もう一つはスキル型の評価シートです。こちらでは社員に対して求めるスキルをそれぞれ定義した上で達成度として点数を付けるかたちになります。
求められるスキルとして挙げられることが多いのは、顧客とのコミュニケーション能力、社内での関係構築能力、改善提案能力などです。文章で答えるエッセイ型よりは答えやすいとも言われます。第三者の立場から評価する時には、
仕事に対して一歩下がった視点で考えることになります。この評価のメリットは、仕事に対する距離感を明らかにできることです。自分や上司の立場では「仕事はするもの」と言った枠から離れることができません。
「その仕事をあなたがする必要があるのか」と言った点も含めて考えるには第三者の客観的な視点が必要です。現在の仕事内容に満足しているのか、不満があるのか、疲れ切っているのか、といった点を客観的に判断することができます。
仕事上の改善点と問題点を上司に提示
これまで仕事内容を書き出し、様々な視点から取り組んだ仕事内容について考えてきました。最後に、これからの発展のために、現在の仕事内容の問題点を書き出し、解決策も考えてみます。仕事量が明らかに多すぎるために効率が低下していたり、取りこぼしたり、
ミスが発生している場合には上司に相談する必要があります。また、求められる成果に対して予算やツールが不十分な場合なども、上司に相談して抜本的な解決を図ることで今後の会社全体としての成果に繋げることができます。