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アクションプランは、実現する目標に向かっての具体的な行動計画ですから、この位置づけを確認して策定する必要があります。書き方の例文なども含め、順を追いながら見てみます。
目標を適切に策定し、明確にしておく
最初に心がけなければならないのは、何のためのアクションプランかということです。まず、基本的なスタンスとして実現する目標があり、それを実現するためにあるという位置づけの認識です。したがって、実現する目標が、適切で価値あるものでなければなりません。そこが、いい加減であれば何も実現できないからです。
通常の経営計画とか、事業戦略と同じように、取り巻く環境や業界の動向などを十分に把握し、自分の会社なりが持っている強みや弱みを再度確認し、特に人・もの・金・情報などの資源を生の状態で承知し、その上で、何をしなければならないか、どういう状態にしたいのかなどを突き詰め、目標を設定する必要があるのです。
目標とアクションプランの関係を確認
こうして作り上げる目標は、分析的、論理的、積み上げ式、統計的など、できる限りサイエンスを駆使したものでなければならないのですが、最後の姿はわかりやすくしておく必要があるので、関係する多くの人たちにわかりやすくするために、魅力的な言葉、キャッチフレーズ、訴える力、イメージできる要素などを意識し、いわばアートをうまく使って仕上げることも不可欠です。
そして、アクションプランはそれを実現するための具体的な行動計画ですから、できるだけ具体的に書くことが大切です。抽象的な表現は避け、主語述語を明確にし、成果尺度を決め、その尺度に対する目標数値や達成時期、そのための方法、ステップ、品質などの程度、フォローの手段、協力体制など、できるだけ具体的にしておく必要があります。
書き方は、わかりやすくが基本
ここまででおよそのことは完成ですが、何よりも肝心なことは「わかりやすく」といいことが基本中の基本なので、このことをもう一度点検しておく必要があります。難しい表現や格好をつけすぎた表現では、具体的行動に結び付きにくくなるからです。言わずもがなですが、
アクションプランを作れば物事が実現するというわけではないのです。どんなに素晴らしいものができあがっても、それが実現しないことには全く意味がないのと同じなのです。論文のように、書くこと自体が目的であれば、それでもいいのでしょうが、アクションプランは性質が違うことを肝に銘じておくことです。
書き方のポイント
さて、いくつかの注意点ですが、アクションプランに限らず、実行計画的なものは、できるだけ数値で表現することが求められます。実行過程で、数値をフォローすることにより進捗状況が把握でき、目標と成果の関係を把握しやすく、新たに追加の目標を設定しなければならないとか、
打つべき手を発見したり、人をはじめとする資源を新たな投入をどうするかなどの決断ができるということもあり、フォローがし易いからです。でも、間違いやすいのは、途中から、その数字自体が目的化してしまい、数字を達成するとそれで目標を達成したような錯覚に陥ってしまうことです。
一定の事項に関して、達成率が90パーセントだなどというときには、残りの10パーセントを達成するために必死になり、何とかして実現しようと努力し、汗水を垂らしますが、そういうときほど、数字の魔力にとりつかれ、その数字自体が目標となり、本来の目標がどこかに飛んで行ってしまうということになりかねないのです。
どこの世界にもあることですが、アクションプランの数字は、大きな目標を実現するための数字であり、様々な数字のそれぞれを達成することによって、本来の目標が実現できるということを、あらためて認識しておかなければならないのです。そのためには、数字自体が独り歩きしてしまわないように、必ず実現したい究極の目標を同時に意識する仕組みを作っておくことです。
コンセプト化とその徹底
前述の2.でアート化ということを述べましたが、それが世の中でいう「コンセプト」ということになります。もともとコンセプトという言葉は、コンセプションから来ている言葉で、つまり妊娠、無から有が生まれる、形のないものが形作られるということであり、
実現する目標についても同じように、目指す有を生みだし、形づくることが大切なのです。そうやって生み出したものですから、これを周知徹底することが、実現する目標を確実に達成する意味で、何よりも大きな推進力になります。
ここを常に意識するように、あらゆる計画にも言葉を盛り込むとか、会議でも徹底するとか、目に見えるようにポスターにするとかしていけば、数字の魔力に負けて本来のものを見失ってしまうようなことは起こりません。
アクションプランの書き方例
ここまで書いてくれば、アクションプランの書き方として、何をどうするかとうおおよそのことはお分かりいただけたと思います。アクションプランそのものだけではなく、本来の目標を併記することが何よりも大事なことであり、それが書き方例としては最大のポイントなのです。
コンセプト化した実現する目標を、関係者全員がいつでもどこでも認識しているような状態にすることが一番ですから、ありとあらゆる機会をとらえて衆知徹底し、それに基づいた活動を貫徹することです。そうすれば自ずと、アクションプランにも、カラーをどうするかとか、
ネーミングはこれでいいのかとか、ワッペンを作った方がいいのではないかとか、パンフレットは作り直した方が効果が挙がりそうだとか、様々な知恵が浮かんできますし、関係するスタッフ、いや全社員がその気になって、目標を実現するために、ありとあらゆる活動を展開し始めます。
意見交換なども活発になります。異業種からのヒントや知恵なども入ってきます。日常のふとしたことからも、改善や改革のきっかけが生まれます。そうなれば、アクションプランは本来の役目を果たし、その結果、究極の目標が達成できるということになるのです。