9月の挨拶(書き出し・文頭)の例文と時候の挨拶と書き方
-
読んでいてわかりやすい書き方のコツについて
文章を書く際には、必ず読み手のことを考えて、わかりやすい文章を書くことが大切です。何を伝えたいのかわかりづらくなってしまったり、文章の中身がわかりにくくなってしまったりすることも多...
-
職務経歴書の書き方についてご案内いたします。
1.職務経歴書を主に使うのは転職者の方々です。 2.まずは手書きなのか、パソコンでの書面なのかについてです。 3.次に作成の流れについてご案内します。...
-
回覧板の書き方
地域の情報を共有するために、欠かせないのが回覧板といえます。一人暮らしや夫婦共働きの世帯ですと、なかなか連絡をとることが難しい場合も多いですから、回覧板は重要な役割を担って...
-
手形領収書の書き方
現金の持ち合わせがない場合に代わりに用いる手形領収書にも、正しい書き方が存在します。基本的には表には手形を支払った人、裏面には受け取った人の情報が記されています。 &...
-
すっきりとまとまった文章のポイントとは
文章を書く際、できるだけすっきりまとめたいと思うが故にうまくかけず、冒頭でつまづいてしまうことがあります。今回は、文章をすっきりまとめて書く書き方をご紹介したいと思います。 ...
-
はがきのお礼の書き方
SNSやメールが普及してきて、手紙やはがきを送る機会も年々少なくなってきました。しかし、やはり手書きのメッセージというものはその人の温もりが伝わるものですし、ずっと手元に残...
-
お歳暮の送り状の書き方:役職
お歳暮というのは、日頃お世話になっている方達へ感謝の気持ちを込めて贈り物をする日本の年中行事としておこなわれています。時期は地域によって異なりますが一般的に12月上旬くらい...
-
相手が読みやすいと感じる書き方のコツ
どんなに良い主張をしても、どんなに良い情報であっても、文章が読みにくいと思っていることが半分も伝わらず、結局何が言いたかったのかわからなくなってしまうものです。折角素晴らしい考えが...
-
「御社」学校・病院・銀行の場合の使い方と書き方
会社の事を敬称で呼ぶ場合、貴社あるいは御社と言います。 同じように、学校や病院、銀行にもそれは当てはまるのです。それぞれ貴校、貴院、貴行、或いは御校、御院...
-
看護師さんに礼状 書き方
ケガや病気で入院すると不安や孤独感にさいなまれます。そんな悩みを診断や手術を施すことで解決するのが医師であれば、入院中の健康状態や食事さらにはお通じなどをサポートするのが看...

季節の便りやビジネスで送ることがある手紙やメールなどでも季節の挨拶というのはとても大切です。9月の挨拶などは、初秋の候、貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます、と書いたり、秋分のみぎり、ご機嫌も麗しくお過ごしのこととお喜び申し上げます、という風にその月にある行事などを折り込んで書くのもいいです。
文頭の書き出しに季語を取り入れたり、その季節をイメージさせる行事のことを書くという人もいます。改まった文章では、新涼の候、ご健勝にてお過ごしのこととお喜び申し上げます、という季節によって変化する風を取り入れてみたり、秋色の候、皆様ご清祥のこととお喜び申し上げます、という季節で変化する色を取り入れた文章もいいです。
9月の挨拶としては
残暑が去りがたく、タオルハンカチが手放せない今日この頃ですが皆様、お変わりございませんか、という風に夏の名残があることを使って文頭で書き出すというのもいいということです。季節をあらわすには、いろいろな表現の仕方があります。なのでいくつか文章を考えて、あらかじめ用意しておくというのもいいといいます。
ビジネスとプライベートとのものでは文章も使う言葉も違います。あえて改まった文章で書くようにしておく、というのもありますが、親しい人への手紙などでは楽しい文章にしたいものです。
9月の挨拶でよく使われるのが
秋分などの行事です。ですが、二十四節気の白露や秋分という言葉を使うときには注意が必要になります。白露は9月7日から8日頃のことで、初秋というのは白露の前日までのことをいうので、日にちを考えて書く必要があります。
たとえば、初秋の候、ますますご健勝のほどお喜び申し上げます、というのは9月の頭のころなら大丈夫ですが、半ばを過ぎたころに出すのはあまりあっていないということです。
残暑ようやく衰え、皆様にはますますご健勝のほどお喜び申し上げます、という書き方や、秋冷の候、皆様ますますご清栄のこととお喜び申し上げます、という文章の書き方が中旬以降にあっています。
また、上旬に書くときの文章には
ほかにも、新涼のみぎり、皆様にはいよいよご多忙のことと存じます、と書いたり、いまだ暑さが残ります今日この頃、ますますご健勝のほどお喜び申し上げます、という季節の名残を書いた文章でもいいです。
自然のもの、行事や色合いなどを書き出しに加えると、その季節がいつなのかがとてもよくわかります。なので、季語を調べておく、季節に合わせた文章を作っていくつか例文を書いておくと、その人や状況などによって文を変化させることができるようになります。
時候の挨拶で使われることがあるものはいくつもありますが、9月の挨拶にふさわしいものがあるということです。初秋の候、秋涼の候、新秋のみぎり、初秋の空がさわやかな季節など先の例えの文章でも書いたような季節をイメージさせることができる文字や言葉を選択することが大切なのです。
野分という言葉も9月には使うことができます。古文などにも出てくる言葉ですが、これは9月の上旬から中旬頃に訪れる台風や暴風のことをいいます。野分の候、いかがおすごしでしょうか、という風に書くと少し柔らかい印象の文章になります。
秋のシーズン全般に使うことができる形容詞もあります。
たとえば、実りの秋、読書の秋、芸術の秋など、秋といえば、という風にイメージできる言葉です。また、9月を表わす言葉には、彼岸花もあります。秋分は秋の彼岸の中日であり、彼岸花はこの時期の季節を表わす花としてよく使われています。ほかにも、紅葉、落葉、桔梗、コスモス、鶏頭、菊、栗、萩、芋などがありますが、これは秋の植物です。
菊日和、秋時雨、星月夜、稲妻、十六夜、鰯雲、秋雨、天の川、名月など自然の風景や天候をイメージさせることで季節を感じさせる文章にすることも可能です。
9月の挨拶の文章で使えるものはいろいろと本当にあります。はじめに夏から秋への移り変わりを意識したものから、秋にしか感じることができないものをイメージさせる言葉や文字を選んでおくと書きやすいです。
野山もにわかに秋色をおび、虫の音も美しい、初雁の姿に秋を感じる頃などの書きはじめもあります。いろいろな書きはじめが出来るように、季語の種類、文章の書き方などを知っておくと便利です。季節だけではなく、月々でいつも書いている文章に変化を加えるようにすると、その人の知識の深さも感じ取れるような文ができるということです。
改まった文章と親しい人への文章には使ってもいいものとそうでないものがあります。二百十日も無事に過ぎ、ますますご健勝のほどお喜び申し上げます、という固い印象を受けるものは改まった人やお客様、取引先などにビジネスで使うといいです。秋刀魚が美味しい季節となりましたがいよいよご多忙のほどお喜び申し上げます、というのは親しい関係の間柄に使うと親しみやすさを感じてくれます。
他の挨拶の情報を知りたい方は、こちらもご覧ください。
タイトル:9月の挨拶(結び・文末)の例文と結びの挨拶と書き方